「50歳目前で資格に挑戦なんて遅すぎる？」——答えはNO。
行政書士は年齢・学歴・職歴の制限なし。40〜50代で合格→再スタートした例は珍しくありません。ポイントは、学び方と活かし方を“50代仕様”に最適化することです。
関連読み物
あわせて読みたい
目次
行政書士は年齢不問。50代からでも十分狙える
- 受験資格：学歴・実務経験・年齢の制限なし
- 受験層（推計）：20代約25%｜30代約30%｜40代約25%｜50代以上約20%
→ 若手だけの資格ではなく、中高年の受験者が全体の約半分。合格者も多数。
50歳目前で挑戦する“現実的なメリット”
- 社会人経験が武器になる
相続・許認可・契約の相談で、年齢と経験は信頼に直結。 - 独立・副業・企業内と出口が複数
定年前後の“第2のキャリア設計”にフィット。 - 長期で価値が落ちにくい
法務リテラシー×行政手続きは、景気に左右されにくい。
実録：合格→再スタートのショートストーリー
- Aさん（49・元営業）
平日夜1h＋休日4h。短尺動画×過去問3周で2年合格。
→ 建設業向けの許認可担当として企業法務部に転職。 - Bさん（48・主婦）
子育て一段落後に開始。記述の添削を受け続け、3年目合格。
→ 相続・遺言で在宅中心の半日開業、月10〜20万円の副収入。
共通点：学習時間を固定／通信講座を使い倒す／出題を絞る
50代の壁と“すぐ効く”対処法
| 壁 | ありがちな悩み | 今夜からの処方箋 |
|---|---|---|
| 記憶が残りにくい | 数字・期間が覚えられない | 短尺×分割学習（10〜15分×3回）＋1-3-7日復習＋音読 |
| 時間がない | まとまった時間が取れない | 朝30分前倒し／通勤は音声／昼は過去問1問 |
| 広すぎて迷う | 何からやるか分からない | 捨てリスト作成：商法は頻出条文だけ、時事は深追いしない |
学習は“50代仕様”に最適化する
1) まず「捨てる」を決める（出題の取捨選択）
- やるコア：行政法（手続・不服・事件訴訟の数字・要件・例外）／民法（要件→効果の型）
- 浅くでOK：商法・会社法は頻出条文のみ／一般知識は文章理解＋情報法優先、時事は追いすぎない
2) 記述は最初から並行（“合格者だけがやってる”）
- 60字テンプレ：「論点→結論→根拠（条文or判例趣旨）」で毎日1問
- 添削は返却が速い講座を選ぶ（学びが止まらない）
3) 通信講座は“続く仕組み”で選ぶ
- 短尺講義：10〜15分単位
- 質問SLA（何時間以内に回答か）明記
- 記述添削の回数と返却速度
- 法改正の無料補講／改訂テキスト無償
- オフライン再生（通勤でギガを消費しない）
関連記事：
あわせて読みたい
合格後の“現実”と勝ち筋（ここが一番大事）
① まずは補助者ルートで“実務ログ”を作る（超重要）
- 行政書士事務所の補助者（パート・契約）で半年〜1年
- 給与は月20〜30万円台でもOK。経験＞年収の期間と割り切る
- 許認可／相続／在留資格のどれかに専門特化して記録を残す
- 例：建設業許可の新規・更新・業種追加、相続関係説明図の作成…案件メモを蓄積
② “過去のキャリア × 行政書士”で肩書きを作る
- 元建設現場監督 × 行政書士＝建設業許可に強い
- 元人事 × 行政書士＝就労ビザ・在留資格に強い
- 元不動産 × 行政書士＝契約・相続・測量連携に強い
→ **「何の専門家か」**を明示して求人・顧客に刺す
③ 転職・独立の“年収レンジ”はこう見る
- 未経験×企業法務：**年収300万円台〜**が現実的（まず入る）
- 補助者→経験者：400〜550万円ゾーンへ
- 独立：0〜上限は努力次第（3年は赤字〜薄利覚悟、営業と提携が生命線）
関連記事：
あわせて読みたい
あわせて読みたい
事務所開設は“法的要件”も忘れずに
- 事務所設置義務（バーチャルのみ不可が原則）
自宅開業はOKだが、賃貸は管理規約・大家の許可が必要 - 電子申請には職印の電子証明／ICカードリーダーなど物理ツールが必要
- 情報管理：VPN・暗号化＋鍵付きキャビネット（紙の保管）
→ 「自由」には責任と初期コストが伴います
4週間・スタータープラン（平日1h／休日3h）
Week1：行政法の基礎＋過去問5問／記述60字×3
Week2：民法インプット＋過去問10問／記述60字×5
Week3：行政法・民法の数字・要件カード化／模試1回
Week4：弱点潰し＋模試1回／捨てリスト最終確定
ルールは1つ：ゼロの日を作らない。（15分でも勝ち）
体験談（編集部聞き取り）
「“短尺×分割”に変えてから、学習が途切れませんでした」（49・営業）
「補助者で1年。低年収でも実務ログが効いて、企業法務に転じられた」（50・転職）
「相続に特化して半日開業。月10万円のプラスで心の余裕が出た」（48・主婦）
社会人でも続けられる通信講座4選
🎓 アガルート行政書士講座
合格率全国平均の4.5倍。短時間学習に特化した社会人向け講座。
💡 フォーサイト行政書士講座
フルカラー教材で理解が速い！スマホでも学習可能。
👉 資格スクエア
講義が分かりやすくAIサポートが充実。
📱 スタディング行政書士
通勤時間にスマホ1本で完結。働きながら学ぶ人に最適。
まとめ｜今日が一番若い日。50歳目前からでも間に合う
- 学びは“50代仕様”に最適化（短尺・分割・1-3-7復習）
- 捨てる勇気（行政法・民法に集中、商法・時事は浅く）
- 記述は最初からテンプレで（60字：論点→結論→根拠）
- 合格後は補助者で実務ログ→専門特化（元キャリアとの掛け算）
👉 今すぐやる3つ：
- 過去問1問＋記述60字×1
- 捨てリストを手帳の先頭に貼る
- 補助者求人と短尺×SLA明記の通信講座を同時にリサーチ
コメント