行政書士試験は独学でも合格できる?【結論:できます】成功のポイントも解説!

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03 行政書士試験は独学でも合格できる?【結論:できます】成功のポイントも解説!

「行政書士試験に挑戦したいけれど、予備校に通うのはお金も時間もかかる…」
「社会人で勉強時間を捻出するのも難しい。独学で本当に大丈夫?」

結論:独学でも合格は可能です。
ただし、独学が失敗しがちな理由は「講師が担う理解の深堀り」と「継続の伴走」が抜けやすいから。
そこで ①講師の役割を代替する方法 ②自己管理の仕組み化 ③短期間で点を取り切る配点戦略 を組み込み、再現性の高い独学プランを紹介します。


行政書士試験に最短合格するコツは、こちらの記事をご覧ください。

目次

1. 行政書士試験の概要と独学の現実

  • 合格率:例年10%前後/受験者:年間約4〜5万人
  • 必要学習時間:目安800〜1,000時間(社会人は1日90〜120分×1年が現実解)
  • 最重要科目:行政法・民法(ここで合否が決まる)

体験談(39歳・会社員)
「1日90分×1年を“仕組み化”したら合格。根性より“仕組み”が独学の命綱でした。」


2. 独学の最大の壁を越える:「講師の役割」を自分で代替する

講師がやっているのは主に(a)理解の深堀り/(b)疑問解消の高速化。独学では以下のDIY講義パックで代替します。

2-1. 無料〜低コストの“理解ブースター”

  • 一次情報:法令検索(無料)で条文を必ず原典確認(趣旨→要件→効果を書き出す)
  • 判例の噛み砕き:無料の判例解説記事・法学系ブログで「理由付け」をメモ(出典名も控える)
  • 大学・学会の公開資料:基本論点の“なぜ”を補うショート論文をピンポイントで読む(長時間はNG)

使い方のコツ:同じ論点で2つ以上の解説を斜め読み→共通する“要件・効果・例外”だけ抽出。深入りしない。

2-2. 疑問を48時間で潰す“質問ループ”

  1. 過去問で詰まる
  2. 自分メモ:条文・要件・効果・どこで詰まったか(箇条書き60秒)
  3. SNS学習コミュニティ/Q&A掲示板に具体的に質問(条文番号・該当肢を明記)
  4. 48時間反応がなければ、別キーワードで再検索→書籍・別テキストで補強
  5. 自分の言葉で40〜60字要約してノート固定

体験談(42歳・主婦)
「“質問テンプレ”を作ったら回答が早くなり、独学の孤独感が消えました。」

2-3. “要件→効果シート”で講義を自分で作る

  • 【条文番号/趣旨】→【要件①②③】→【効果】→【例外・抗弁】→【一言トリガー(相当期間・遡及など)】
  • 1論点1枚。朝5分で音読・夜30秒で口頭説明できればOK。

3. 多忙な社会人の“時間創出”は生活の再設計から

「平日1時間+休日集中」は仕組みがあって初めて実行可能。以下の現実的手を使います。

3-1. 家族との“学習契約”

  • カレンダー共有:試験日までの期間限定プロジェクトとして宣言
  • 固定時間:毎朝6:00–7:00は勉強時間(家族ルールに)
  • 代替案提示:週末の家事をあなたが担当→平日の朝は静かにしてもらう“交換条件”

3-2. 家事・仕事の外部化(コスパ表)

施策コスト年間で確保できる学習時間
週1家事代行(2h)月5,000円〜約100h
食材宅配(下処理済)+月3,000円前後約50h
残業を週1回だけ削減0円(要交渉)約100h

体験談(45歳・会社員)
「“節約”より“時間投資”に切り替え。外注で年間250時間ひねり出せました。」

3-3. 音声学習の“独学仕様”

  • 無料音声の確保:各社の無料体験講義音声/書籍付属のWeb音声/自分のノートを読み上げて音声化
  • 3段活用:朝=倍速で予習/昼=一問一答で照合/夜=該当条文を音読して定着

4. 配点思考×捨て基準:どこで6割を確実に取り切るか

科目満点目標方針
行政法11280条文・手続の流れを最優先、判例は頻出だけ
民法7650要件→効果・当てはめ特訓/奇問は撤退
憲法5630条文&基本判例の軸を固定
一般知識5620〜25文章理解+直近時事に絞り足切り回避
捨て基準(独学版)
  • 過去5年の正答率が50%未満の深掘り判例は“読むだけ”
  • 2分悩んでも進まなければ潔く★マークして後回し(時間の浪費を禁止)

5. ロードマップ+“達成基準”(アウトカムで管理)

“理解したつもり”を防ぐため、各期にアウトプット基準を設定します。

期間やること達成基準(アウトプット)
I1–3ヶ月憲法・民法基礎/行政法概観民法主要100条文を要件→効果で口頭説明できる(各30秒)
II4–6ヶ月行政法集中+過去問1周目誤肢の条文番号を全て特定してメモできる
III7–9ヶ月過去問2周目+記述式開始模試で160点、かつ時間切れゼロ
IV10–12ヶ月過去問3周+最終仕上げ模試で180点、かつ**“迷い正解”が10問以下**

体験談(36歳・自営業)
“説明できるか”を基準にしたら、一気に点が伸びた。アウトプット基準は独学の命綱です。」


6. 復習の優先順位:“正解したけど曖昧”>不正解

独学は時間が限られる。だから再現性が最優先。

  1. 正解したが根拠が曖昧な問題(危険知識)
  2. 不正解だが論点は分かった問題
  3. 知識外・奇問(後回しでOK)
「危険知識カード」テンプレ
  • 問題番号/肢
  • 条文番号
  • どの要件が怪しかったか
  • 40〜60字で“正しい言い換え”
  • 次回チェック日

7. 自己管理の仕組み化(独学は“伴走”を自分で作る)

7-1. KPIで“点数以外の成長”を見える化

  • A取り切り率(正答率上位60%問題の正解率)目標95%
  • 撤退遵守率(2分で切れた割合)90%
  • 迷い正解数(危険知識の個数)10以下
  • 配分遵守率(各セクション±3分)90%

7-2. 週次レビュー(30分)

  • 今週のKPIを記録→来週直すのは1つだけ
  • 危険知識カードを5枚潰す
  • 来週の“勉強予約”をカレンダーにブロック

7-3. 仲間と進捗共有(無料)

  • 週1でXや勉強コミュニティに「勉強ログ」投稿(#行政書士勉強中 など)
  • 月1のミニ模試を同時開始して互いにKPI比較

体験談(41歳・事務)
「“週次レビュー+SNS共有”で独学の孤独が消えた。やる気は仕組みから生まれる。」


8. 1週間の運用テンプレ(社会人版)

  • :危険知識カード×5/要件→効果シート更新
  • :過去問(行政法)タイムアタック30分
  • :記述式40〜60字×2問
  • :過去問(民法)+誤肢の条文番号メモ
  • :耳学習→夜10分で一問一答
  • :60分ミニ模試→KPI記録
  • :週次レビュー(修正点は1つだけ

9. 必須教材&“独学を加速する”無料・低コストリソース

必須

  • 基本テキスト(1冊)/過去問10年分/六法(ポケットでOK)

無料・低コスト補助

  • 法令・判例検索(無料)
  • テキスト付属/各社無料体験の講義音声
  • 自作ノートを音声化(無料ツール多数)
  • 一問一答アプリ/暗記カード(無料版で十分)

10. 独学と通信講座の比較(正直に)

項目独学通信講座
費用2〜3万円5〜15万円
疑問解消自力+コミュニティ質問・添削あり
管理自己KPIカリキュラム+添削

「独学でも“質問ループ”と“週次レビュー”があれば戦える。が、時間コストが高いのも事実。」

📢 迷ったら“ハイブリッド”という選択

  • 無料体験講義の音声だけ使う→独学の耳学習に
  • 模試や記述の添削だけ課金→弱点診断に最適

まとめ:独学合格の式

独学合格 =(配点集中 × 講師代替 × 時間創出)×(KPI運用 × “危険知識”優先復習)

今日からやることは3つだけ。

  1. テキスト1冊を決めて、要件→効果シートを作る
  2. 勉強時間を家族と“約束”し、朝の60分を空ける
  3. 過去問1年分を解いて、危険知識カードを5枚作る

体験談(37歳・SE)
「“講師の役割を自分で再現する”発想に変えた瞬間、独学は現実になりました。」

社会人の行政書士試験の勉強法はこちらの記事をご覧ください。

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