宅建に最短合格するための勉強時間とスケジュールの立て方【社会人向け】

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93 宅建に最短合格するための勉強時間とスケジュールの立て方【社会人向け】
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はじめに

「今日も机に向かえなかった…」
仕事・家事・子どもの寝かしつけ。40代になると、気合と根性だけでは続きません。大事なのは“長時間やる”ではなく、“毎日まわせる設計”です。
本記事は、夜は20分だけ、残りは通勤や家事のスキマで稼ぐやり方に統一。さらに宅建業法に先に全振り
して、短期間で合格点に乗せるスケジュールを具体化しました。読み終えたら、そのまま真似できます。


合格に必要な勉強時間(現実的な目安)

  • 初学者:300〜400時間
  • 法律に触れたことがある人:250〜300時間
  • 行政書士・司法書士の学習経験あり:150〜200時間

重要:この時間を夜だけで作らないこと。
夜は最大20分、残りは耳学習と一問一答で積み上げます。


最短合格の基本戦略(これだけ守ればOK)

  1. 宅建業法に先に全振り(最初の4〜8週間)
     → 配点40%。ここで9割(18/20)狙いを先に作る。
  2. ノートは作らない
     → 過去問集の余白に“正誤の決め手を1行メモ”で集約。
  3. 夜20分固定+スキマ時間で稼ぐ
     → 続く設計にする。根性より回転数。
  4. 直前期は“新しい知識”を捨てる
     → 使う教材に載っていない情報は切る。点になる所だけ磨く。

6か月モデルの“逆算スケジュール”(社会人用に再設計)

フェーズ0(全期間共通の1日の回し方)

  • 朝・通勤:音声講義 or 一問一答アプリ(15〜40分)
  • 昼休み:×肢だけ高速で5〜10問(10〜15分)
  • 20分だけ「宅建業法/法令:数字」「民法:人物関係の図+決め手1行」
    ※清書・まとめ禁止。過去問の余白に書くだけ。

フェーズ1:1〜2か月目(宅建業法 全振り)

  • 目標:過去問 年度別3年分×3周(業法のみ)
  • 夜20分タスク:
    ①設問の人物・要素を書き出す → ②正誤の決め手を1行 → ③同テーマを3問連打
  • 休日は誤答テーマの“肢だけ”復習(本文は見ない)

フェーズ2:3〜4か月目(法令上の制限 → 民法の順)

  • 法令:数字と用途は表で丸暗記(建ぺい・容積・用途地域・開発許可)
    → アプリで数字カードを反復
  • 民法:人物関係を図にして当てはめ練習
    → 契約解除/意思表示/賃貸借/相続/時効を優先

フェーズ3:5か月目(模試で時間配分を固める)

  • 本試験2時間の順番を固定:業法 → 法令 → 権利 → 税その他
  • 模試は回数より復習密度:「なぜ×か」を1行メモで過去問に戻す

フェーズ4:6か月目(直前総仕上げ)

  • 新しい教材は開かない
  • 業法は誤答テーマの肢だけ一気に回転
  • 法令の数字/税・統計は数値だけ最終確認
  • 民法は図→結論の骨子だけ磨く(清書はしない)

科目別“やることを絞る”チェックリスト

宅建業法(最優先)

  • 重点:35条・37条、報酬額、8種制限、営業保証金/保証協会
  • 行動:過去問に決め手1行、同テーマ3問連打
  • 目標:18/20 正答

法令上の制限

  • 重点:建ぺい率/容積率、用途地域、開発許可、農地
  • 行動:数字カード化→ アプリ反復(清書不要)
  • 目標:6/8 正答

権利関係(民法)

  • 重点:意思表示、解除/取消、賃貸借、相続、時効
  • 行動:図(誰が誰に何を請求)→ 決め手1行
  • 目標:8/14 正答(深追いしない)

税・その他

  • 重点:よく出る税/統計
  • 行動:直前に数値だけ確認
  • 目標:4/8 正答

体験談

  • 42歳・営業
    「夜は20分だけ。“図+決め手1行”に変えたら業法が9割安定。直前は肢だけを回して本番36点で合格。」
  • 39歳・事務
    「ノート作りで燃え尽き→過去問の余白1行メモに切替。法令の数字はアプリで暗唱、労力が半分に。」

よくある落とし穴と回避策

  • まとめノート作り → 時間のムダ。過去問の余白に1行へ統一
  • 民法を深追い → 図の骨子で止める。難問は捨てる
  • 新しい教材に浮気 → 直前期は今の教材にない知識は捨てる

私もノートづくりに時間をかけ過ぎて失敗した経験があります。
皆さんはこのような失敗をしないようにしてください。


模試の使い方(1回で価値を最大化)

  • 2時間通しで解く → 順番を固定する(業法→法令→民法→税)
  • 復習は×の原因を、1行で過去問の解説に記載し、説明できるようにする。
  • 新規知識は拾わない(頻出分野だけを確実に得点できるようにする)

まず何を買えばいい?(最小構成)

  • 基本書:図が多い“1冊完結型”(見やすいものを)
  • 過去問年度別+分野別の両方があると直前に便利
  • アプリ:一問一答 & 数字カードを反復できるもの

参考:
『みんなが欲しかった!宅建士の教科書』/『過去問宅建士(TAC出版)』/各社の直前模試

ただし、短期間で効率よく合格したい方には、通信講座の利用をおすすめします。


おすすめ通信講座

  • アガルート(宅建):過去問の論点を「テーマ別→答練→直前総まとめ」の流れで回せる設計。直前予想・模試と質問対応(プランによる)で“詰まり”を解消しやすい。
  • 資格スクエア(宅建):スマホで区間リピート・検索性◎。スキマ反復がしやすい
  • スタディング(宅建)倍速・音声ダウンロードが強い。耳学習メインの人に
  • フォーサイト(宅建)フルカラー図解で理解の初速が上がる。初学者の最初の1冊代わりに

どれも「高い=必ず合格」ではありません。“あなたが毎日学習サイクルを回せる機能”かどうかで選ぶのがコスパ最強。

よくある質問(FAQ)

Q. 平日に勉強時間を作れません。
A. 夜20分固定+通勤・家事の耳学習でOK。20分で図と1行メモだけ終えるタスクにしましょう。

Q. 半年で受かりますか?
A. 業法に先に全振りできれば現実的。業法18/20の土台ができると合格点が近づきます。

Q. ノートを作らないのが不安です。
A. 直前に見るのは過去問集です。そこに決め手1行が集約されている状態が最強です。


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まとめ(今日の一手)

  • 必要時間は300〜400h。ただし夜20分固定でOK。
  • 最初の4〜8週間は宅建業法に全振り(9割狙い)。
  • ノート禁止。過去問の余白に決め手1行
  • 直前は新知識を捨てて肢の反復で仕上げ。

👉 今すぐやること:宅建業法の過去問を年度で1年分解く。各×問題に“正誤の決め手を1行”だけ書き込みましょう。

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