社会人が宅建合格するための勉強法【40代からでも遅くない・低エネルギー設計版】

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92 社会人が宅建合格 するための勉強法【40代からでも遅くない】
目次

はじめに

仕事が終わるころにはクタクタ。家に帰ればご飯・お風呂・片付け。
「今日も机に向かえなかった…」――そんな日が続くと、宅建の本を開くのが怖くなります。

でも大丈夫。合格に必要なのは長時間の根性ではなく、設計です。
夜に1〜2時間は続きません。だから夜は20分だけ。残りは通勤・家事のスキマで耳学習と一問一答
やる順番も決め打ちします。まずは宅建業法を最優先(9割狙い)、次に法令→権利関係
復習はノート作りをやめ、過去問の余白に“正誤の決め手”を1行メモ。重くならないから毎日回せます。

このページでは、上の設計をそのままマネできる形に落とし込みます。
時間の作り方、1日の回し方、直前期の削り方まで、40代の体力でも今日から動ける手順だけ。
読み終えたら、必要なのは過去問1年分と赤ペンだけです。ここから一緒に積み上げましょう。

まず把握:宅建の基本データ

  • 試験:毎年10月/120分・四肢択一50問
  • 合格率:15〜17%(近年安定)
  • 合格点:35点前後(年度で多少上下)
  • 目安学習時間:300〜400時間(初学者)
  • 科目:宅建業法(20問=40%)/権利関係(民法等 14問)/法令上の制限(8問)/税・その他(8問)

ここから先は「夜に長時間机に向かう」前提を捨てます。夜は20分固定にしましょう。


40代が勝つ“低エネルギー設計”

1日の内訳の目安

  • 夜(最大20分):机学習はここだけ
    → 過去問の図(人物関係や条文の流れ)+「正誤の決め手」1行メモ
  • スキマ(40〜80分):通勤・家事
    → 音声講義/一問一答アプリを1.5〜2倍速で回す(×肢だけ反復)
  • 週末(60〜120分):まとまった演習
    → 宅建業法の弱点分野をまとめて叩く/模試は回数より復習密度

“夜に1〜2時間”は挫折のもと。20分固定で「毎日ゼロにしない」ことが合格の最短ルートです。


スキマ時間を最大限活用し、夜は20分でOKというルールで勉強を進めましょう。

合格ロードマップ(12週間→半年の核になる設計)

  • Week1–4:宅建業法に全振り
    目標:過去問の業法パートを3周18/20点を狙う
    • 使い方:
      • 1周目…解説を読みながら○×
      • 2周目…間違えた理由を“余白に1行”(条文番号・キーワード)
      • 3周目…×肢だけ高速反復
    • 覚えどころ:35条・37条(説明書面)/報酬額/8種制限/保証協会・営業保証金
  • Week5–8:権利関係(民法等)+法令上の制限
    • 権利関係:人物関係の図→消去法。夜は図+決め手1行だけ
    • 法令上の制限:数値×用途は“表”で丸暗記(カード化 or アプリ)
  • Week9–12:総合演習+模試
    • 模試は1〜2回でOK(回数<復習密度)
    • ×の原因を過去問本の余白に1行追記→直前の見直しが爆速化

直前1か月は新しい知識を拾わない。あなたが選んだテキスト+過去問だけを信じて仕上げましょう。


科目別の“やることを絞る”戦略

宅建業法(20問=40%)★最優先

  • 戦略:「最初の2か月で9割確保」=本番の安全圏を先に作る
  • 作業:肢ごとの正誤の決め手を1行で書き足す(ノートは作らない

権利関係(14問)

  • 戦略:図で人物関係→消去法。条文丸暗記は捨てる
  • 夜20分:図+決め手だけ。理解の深掘りはスキマ音声で

法令上の制限(8問)

  • 戦略:数値と用途は“表”で覚える。清書はしない→既存の表をカード化
  • 直前期に短サイクル反復が効く

税・その他(8問)

  • 戦略:出やすい論点の数値だけ直前に拾う(広く浅くでOK)

具体タスク(テンプレ)

  • 夜(最大20分)
    1. 過去問1ページだけ開く
    2. 図をサッと描く(人・物・金・時系列)
    3. 正誤の決め手を1行(例:報酬上限“売買片手3%+6万+税”)
  • 通勤:一問一答アプリの×肢のみを2倍速で回す
  • 昼休み:テキストの見出しだけ音読(3分でOK)
  • 週末:業法の弱点テーマを塊で叩く/模試1回なら十分

ノート作りは禁止。過去問本の余白に集約すると、直前の伸びが変わります。


学習計画の「見える化」(続く仕組み)

  • 週1のチェックリスト
    • □ 業法○章を○周/□ ×肢反復○分/□ 図+1行メモを○枚
  • 進捗の見える化アプリ:学習時間より「回した回数」を記録
  • 家族シェア:夜20分の時間帯を固定(邪魔されない前提づくり)

直前期:捨てる勇気ルール

  • あなたが最初に決めた「テキスト+過去問」に無い知識は捨てる。
  • 模試で初見の細かい論点が出ても、“キーワード当て込み”で部分点を狙う。

体験談

  • 42歳・営業(子ども2人)
    夜は子ども寝かしつけ後の20分だけ。図+1行メモで回転が上がり、宅建業法9割安定。本番は36点で合格。
  • 39歳・総務(法学未経験)
    初期のノート作りで燃え尽き→余白1行メモに切り替え。直前の見直しが30分で全範囲回せるように。
  • 47歳・不動産営業(ブランク有)
    業法全振り4週間→弱点潰し→模試は1回のみ。回数より復習密度で本番38点

よくある質問(FAQ)

Q. 40代でも本当に合格できますか?
A. 可能です。受験者の多くは社会人。夜20分固定業法9割で合格圏に入ります。

Q. 勉強時間はどのくらい必要?
A. 目安300〜400時間。ただし「どう作るか」が重要。夜20分+スキマの積み上げで達成できます。

Q. 模試は何回?
A. 1〜2回で十分。回数より復習密度(×の原因を余白1行で確定)。


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おすすめ通信講座

  • アガルート(宅建):過去問の論点を「テーマ別→答練→直前総まとめ」の流れで回せる設計。直前予想・模試と質問対応(プランによる)で“詰まり”を解消しやすい。
  • 資格スクエア(宅建):スマホで区間リピート・検索性◎。スキマ反復がしやすい
  • スタディング(宅建)倍速・音声ダウンロードが強い。耳学習メインの人に
  • フォーサイト(宅建)フルカラー図解で理解の初速が上がる。初学者の最初の1冊代わりに

どれも「高い=必ず合格」ではありません。“あなたが毎日学習サイクルを回せる機能”かどうかで選ぶのがコスパ最強。

まとめ(今日からの一歩)

  1. 夜は最大20分に固定(図+「正誤の決め手」1行メモ)
  2. 宅建業法に全振りして4週間で9割へ
  3. スキマは音声×一問一答の×肢を2倍速で回す
  4. 模試は1〜2回、復習は余白1行で終わらせる

👉 今すぐ:宅建業法の過去問を1年分。各肢の「決め手」を“1行だけ”書き込みましょう。
これで“ゼロの日”が消え、点が積み上がり始めます。

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