「資格勉強にお金がかかって、なかなか貯金できない…」
「老後資金や教育費も不安だけど、今は行政書士合格にも集中したい…」
30代・40代の社会人は、人生で最もお金が出入りする時期。教育費、住宅ローン、老後資金、そして自己投資としての資格勉強費用が重なり、家計のやりくりに悩む方が多いでしょう。
しかし、ちょっとした工夫で「支出を減らし、節税し、投資でお金を育てる」ことが可能です。
本記事では、NISA・iDeCo・保険・クレジットカード・投資信託を組み合わせた「総合資産運用マニュアル」を解説。行政書士、宅建合格を目指しつつ、将来の安心も手に入れる方法をお伝えします。
保険の見直しで固定費を削減しよう
保険料が家計を圧迫する現実
- 生命保険文化センターの調査(2023年)によれば、世帯あたりの年間保険料は平均38.2万円
- 公的保障(遺族年金・高額療養費制度)があるにも関わらず、重複加入で固定費が膨れ上がっている世帯が多数
見直しのステップ
- 現在加入している保険を一覧化
- 公的保障でカバーされる部分を確認
- 二重加入や不要な特約を削除
- 掛け捨て型に切り替えてコスト削減し、浮いた分を投資へ
- 高額な死亡保障が二重加入
- 医療保険と共済の重複
- がん特約+医療特約のダブり
【表】保険見直しの削減効果(例)
| 現状 | 見直し後 | 年間差額 |
|---|---|---|
| 月3.5万円(終身+医療+特約) | 月1.5万円(定期+シンプル医療) | 年間24万円削減 |
私自身は、20代のころに生命保険に加入していました。
20代未婚で生命保険、要らないですよね。知識があれば絶対に入らなかったと思います。
トータルで100万円近く保険料を支払ってしまいました。
本当にもったいなかったです。
皆さんもすぐに見直して、不要な保険は解約したほうがいいですよ。

NISAを使った資産形成
新NISAの特徴(2024年改正後)
- 非課税投資枠が拡大、制度は恒久化
- 年間投資上限:合計360万円(つみたて枠120万円+成長枠240万円)
- 非課税期間は無期限
【表】新NISAの概要
| 投資枠 | 上限額 | 投資対象 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| つみたて枠 | 年120万円 | 低コスト投信 | 長期・分散投資向き |
| 成長投資枠 | 年240万円 | ETF・株式 | 高リターン狙い |
30代・40代のおすすめ戦略
- まずは「つみたて投資枠」でインデックス投資を中心に
- 余裕があれば「成長投資枠」でETF・高配当株へ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ← 米国市場の王道
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)
私は、最初は投資が怖かったため、毎月定額を積み立てていました。
慣れてきたら成長投資枠はある程度決まった金額を一括で投資するようになりました。
今は相場がいいこともあり、価格の変動はあまり気になりません。
慣れていない方は、積立投資枠で毎月定額を積み立てて、株価の変動に気持ちが耐えられるように慣らしていってください。

iDeCoで節税しながら老後資金を準備
iDeCoの仕組み
- 掛金が全額所得控除 → 所得税・住民税の節税に直結
- 運用益も非課税
- 原則60歳まで引き出せないが、強制的に長期資産形成になる
【表】年収別の節税効果(掛金月23,000円)
| 年収 | 節税額(年間) |
|---|---|
| 400万円 | 約5.5万円 |
| 600万円 | 約10万円 |
| 800万円 | 約15万円 |
注意点
- 流動性が低く、短期の資金需要には不向き
- 手数料がかかるため、低コスト投信を選ぶべき
👉 資格勉強にお金を回しつつ、老後資金は「iDeCo」でコツコツ準備しましょう。

クレジットカード活用でポイント投資&節約
クレカ活用の基本
- 年間200万円利用 × 還元率1% → 年2万円相当のポイント
- 投資や教材費に充てることで「第二の収入源」に
クレカ×証券口座の連携
【表】クレカ積立の比較(毎月5万円積立)
| カード | 証券会社 | 還元率 | 年間ポイント |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 楽天証券 | 0.5〜1% | 3,000〜6,000 |
| 三井住友カード | SBI証券 | 0.5〜2% | 3,000〜12,000 |
| マネックスカード | マネックス証券 | 1.1% | 6,600 |
- 講座代や書籍代をクレカ払い → ポイントで次回教材購入
- 投信積立に回して複利効果を狙う
- ふるさと納税をクレカ払い → ポイント+住民税控除の二重メリット

投資信託で効率よく資産形成
投資信託のメリット
- 少額から分散投資が可能
- 専門家が運用するため、初心者にも最適
- インデックスファンドは信託報酬が低コスト
代表的な低コスト投信(2025年現在)
【表】主要インデックス投信比較
| ファンド名 | 投資対象 | 信託報酬 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式 | 全世界株式 | 0.05775%以内 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国株式 | 0.0814%以内 |
| 楽天・全米株式インデックス | 米国株式 | 0.162% |
👉 特に eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) は、米国の大型優良企業500社に分散投資できる「王道中の王道」。
30代・40代の長期投資の柱として欠かせない存在です。
総合シミュレーション(40歳会社員・年収600万円)
【表】年間シミュレーション例
| 項目 | 金額効果 | 補足 |
|---|---|---|
| 保険見直し | 年24万円削減 | 固定費削減 |
| NISA投資 | 年120万円積立 → 20年後約800万円 | 年3%運用想定 |
| iDeCo | 年27.6万円拠出 → 年10万円節税 | 老後資金準備 |
| クレカ活用 | 年6万円相当のポイント | 教材費に充当 |
👉 合計で年間40万円以上の余力を生み出し、資格勉強費を賄いつつ資産形成も可能。
注意点とリスク管理
- クレカは一括払いを徹底(リボ払いは厳禁)
- 投資は「長期・分散・低コスト」
- 保険は家計に必要な分だけに絞る
まとめ:今日から始める総合資産運用
- 保険の見直しで固定費を削減
- NISAで長期投資、iDeCoで節税+老後資金準備
- クレカでポイントを投資や勉強費に活用
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を含む低コスト投信で長期の資産形成
👉 行政書士合格を目指す30代・40代は、「節約+投資+節税」の三位一体戦略を今すぐ始めましょう。

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