民法が苦手な人へ|行政書士試験で民法を得意科目に変える3ステップ【初心者向け・低エネルギー版】

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83 民法が苦手な人へ|行政書士試験で民法を得意科目に変える3ステップ【初心者向け】

「民法は難しい」「事例になると手が止まる」——それ、普通です。
ただし民法は、“図にする→型で解く→40字に落とす”の順番にすると、短期間で“得点源”に変えられます。

先に結論:

  • やることは3つだけ…①薄塗り(倍速音声)②過去問を図で解く③記述は骨子テンプレで40字。
  • やらないこと…重い復習ノート作り/全条文の丸暗記/夜に長時間やる。

目次

行政書士試験における民法の位置づけ(さっと把握)

  • 択一 約9問(36点)+ 記述1問(20点)= 合計56点(約18%)
  • 行政法と並ぶ“核”。民法を落とす=合格が遠のく

目標:択一 7問+記述 10点以上(合格ラインがグッと近づきます)


民法でつまずく“よくある勘違い”

  1. 条文暗記だけで戦える → ×
     条文は“根拠”。点になるのは事例での当てはめ
  2. 過去問だけ回せばいい → △
     “図にせず丸暗記”だと応用が効かない。図解→当てはめが必須。
  3. 仕事経験があるから何となく分かる → △
     実務の常識 ≠ 試験の論点。試験の型に合わせる。

3ステップで“苦手→得意”に変える

ステップ1|薄く塗る(インプットは倍速音声+目次

目的:立ち止まらず、地図を頭に入れる。

やること(1回15分)

  • 通勤中に1.5〜2倍速で講義音声を聴く
  • 同時にテキストの目次だけ目で追う
  • 分からなくても停止しない(“薄く塗る”=理解より網羅)

到達ライン(ここで止めてOK)

  • 物権 vs 債権の違い」「要件→効果の語順」が言える
  • 「契約→債務不履行→損害賠償」という流れが浮かぶ

※重い“まとめノート”は禁止。印刷物の余白に1行メモまで。


ステップ2|過去問は図で解く(アウトプット)

目的:当事者関係と請求権を見える化して、型で解く。

ルール(1問=最大10分)

  1. A・B・Cの関係を図にする
    • 例:A→B(売買・所有権移転)/B→C(転貸)/A→C(対抗関係?)
  2. 請求権の向きを矢印で描く(誰が誰に何を請求できる?)
  3. 時系列を一本の線に置く(契約→履行→不履行→解除 etc.)
  4. 解いて**×**でもOK。解説で“要件→効果”を1行追記(余白に)

復習は“最小行動”だけ

  • ×問題にだけ★マーク
  • テキスト該当箇所に条文番号を1行メモ
  • アプリの誤答自動反復に任せる(翌日・3日後・7日後)

ノート作りは不要。図はコピー用紙や裏紙でOK。保存も義務にしない(負担を増やさない)。

目標回転

  • 直近10年分を2回転(×だけ3回目)。“図→型”が定着します。

ステップ3|記述は骨子テンプレで40字

目的:要件→当てはめ→結論を“骨子”で書けるようにする。

テンプレ(15分訓練)

  1. テーマをひと言でくくる(解除/時効/無権代理など)
  2. 要件の列挙(語順はテキスト通り)
  3. 事実を要件に貼る(当てはめ)
  4. 結論を40字で一文に

例(無権代理・追認)

  • 骨子:本人の追認(又は拒絶)→効果(遡及/取消)→相手方保護
  • 40字例:
    「本人が追認すれば契約は有効に遡及。拒絶なら相手方は取消・損害賠償を主張可。」

練習の時間・量

  • 平日夜は最大20分:骨子だけ1題(清書しない)
  • 週末に骨子→40字清書を2題だけ

“夜に長時間できない”人のための運用プラン(6週間ミニ集中)

  • 平日(20分×5日):過去問1題を図解→骨子まで
  • 通勤(15分×2/日):民法音声を倍速で薄塗り
  • 週末(60分×2回):×問題だけ図→40字清書
    → 6週で過去問セット×2回転記述骨子30本が溜まる

できない日は「図だけ描く」「条文番号を1行書く」——ゼロを作らないのがコツ。


体験談(モデルケース/第三者)

  • ケースA:45歳・製造業(初学)
    • 以前は“読んで分かったつもり”。図解ルール導入で択一が安定(6→8問)。
    • 夜は骨子15分だけにすると継続でき、記述12〜16点をキープ。
      「図にしない解き方は二度としない、と決めました。」
  • ケースB:39歳・事務・子育て
    • 復習ノートやめて、余白1行メモ+アプリ反復に統一。
    • 6週間プランで苦手の相続が“型”で解けるように。
      「『書かない勇気』で時間が増えました。」

教材と講座の選び方(機能で選ぶ)

民法攻略に必要な機能

  • 短尺+倍速+オフライン(薄塗りを止めない)
  • 誤答の自動反復(翌日・3日・7日)
  • 事例が図で整理されている
  • 記述の骨子テンプレと**添削の返却期限(SLA)**が明示

迷ったら、「地下鉄テスト(オフライン再生)」と「翌朝テスト(誤答が自動で出る)」の2点だけ無料体験で確認。

  • アガルート行政書士講座:短尺講義/倍速/オフライン。記述の骨子テンプレ+添削の返却期限が明確で、夜20分運用と相性良し。※年度・プランで仕様は変わるため申込前に公式で要確認。

よくある質問

Q. 復習ノートは作らなくて平気?
A. はい。余白1行メモ+アプリ反復で十分。重い作業は継続の敵です。

Q. 条文はどこまで?
A. 要件→効果で頻出の条文(解除・時効・無権代理・相続)を優先。全暗記は不要。

Q. 記述が不安です。
A. “清書の前に骨子”。要件リストを語順通りに書ければ、40字は後から整います。


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まとめ|“図→型→40字”で民法は必ず伸びる

  • インプットは倍速音声+目次薄く(止まらない)
  • 過去問は図解して請求権と時系列を見える化
  • 記述は骨子テンプレ15分訓練、夜は20分まで
  • 復習は余白1行メモ+アプリ反復(ノートは作らない)

👉 まずは今日、過去問1題を図にする。それで十分、前に進みます。

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