行政書士試験|記述式対策完全ガイド【高得点を狙う“骨子法”を公開】

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86 行政書士試験|記述式対策完全ガイド【高得点を狙うテクニック公開】

「択一はそこそこ解けるけど、記述になると手が止まる…」
「字数が合わない、キーワードを入れ忘れる…」

——30代・40代の社会人にある“あるある”です。記述は3問で60点(全体の20%)。ここを“怖がらず、型で取る”のが最短です。


目次

結論:毎日やるのは清書ではなく骨子

  • 清書=週1回まで。時間も体力も大量に使います。
  • 平日毎日=骨子40字(論点→要件→当てはめ→結論)。夜20分で完了
  • 間違い・抜けは、テキストや問題集に「理由+条文番号を1行書き込み」。ノートは作りません。

これは“部分点を確実に積む”ための低エネルギー設計です。疲れていても続きます。


記述の出題と採点(ざっくり把握)

  • 出題:民法2問+行政法1問が基本
  • 採点
    • キーワードが入っているか(例:解除、取消、出訴期間 など)
    • 法的根拠が示せているか(条文・制度名)
    • 論理が破綻していないか(筋が通っているか)

模範解答と同じでなくてもOK。骨子が合っていれば大きく拾ってもらえます。


まず覚える:「骨子テンプレ」2種(これに事実を流し込む)

民法テンプレ(要件→当てはめ→結論)〔目安40字〕

  1. 要件(制度名+必要条件)
  2. 当てはめ(設問の事実を短く入れる)
  3. 結論(できる/できない、認められる/不成立 など)

例:契約解除
「解除は債務不履行等が要件。Xの履行遅滞があるため要件充足。Yは解除できる。

行政法テンプレ(類型→要件→結論)〔目安40字〕

  1. 類型(取消訴訟・無効確認・不作為違法確認 など)
  2. 要件(出訴期間・原告適格など)
  3. 結論(適法/不適法、認容可/不可)

例:取消訴訟の出訴期間
「本件は取消訴訟。出訴期間6か月(知った日から)。期間内の提起で適法。

◻︎コツ:助詞を減らすと字数が収まる(「は・が・そして」を削る)。


典型論点“だけ”に絞る(これで十分戦えます)

  • 民法:契約解除/債務不履行/取消・無効/相続放棄/時効/連帯債務/不法行為
  • 行政法:取消訴訟の出訴期間/原告適格/不服申立て(審査請求)/手続法の聴聞・弁明

これ以外の“珍問”は深追い禁止。配点の高い“定番”で稼ぐほうが確実です。


毎日の練習メニュー(夜20分で終わる)

  1. 問題文を読む(2分)
  2. 骨子を書く(7〜10分):上のテンプレに事実を入れる
  3. 模範解答を確認(3分)キーワード抜けをチェック
  4. 1行だけ書き込み(1分):「抜けた語+条文番号」
  5. 音読(1分):骨子を口で言って締める

清書は不要。“骨子の速さ”がポイントになります。


時間配分(本試験180分の現実解)

  • 択一(多肢・文章理解含む)150分で終える
  • 記述3問30分(1問10分)
  • マーク・体裁最後に必ず2〜3分

記述の時間を確保するため、択一で粘り過ぎないのが前提。迷ったら3分で後回し


直前3か月の“低エネルギー計画”

時期やること(清書は週1回まで)
3か月前典型論点をリスト化 → 骨子だけで1周(毎日1問)
2か月前過去問+予想の骨子を増やす(1日1問)/行政法の出訴期間を毎週白紙確認
1か月前骨子×2本/日(朝1・夜1でもOK)/清書は模試の週だけ
直前1〜2週苦手論点のみ骨子連打(同テーマを1日に3本)/条文と語句の言い切り練習

よくある失敗→こう直す

  • 清書前提で毎日1問骨子だけにする(清書は週1回)
  • 字数オーバー → 骨子後に助詞カット(は・が・そして)
  • キーワード抜け → 解いたページに語+条文番号を1行書き込み
  • 事例が絡むと混乱人物関係をサッと図に(A→B売買/C担保)→骨子へ

体験談

  • 42歳・営業・残業多め
    「夜は子ども寝かしつけで燃え尽きる。骨子40字だけと決めたら続いた。清書は土曜の午前1回。本番は取消訴訟の出訴期間をテンプレで即回答、部分点積み上げで合格。」
  • 39歳・総務・ブランクあり
    「ノート作りをやめ、問題集に1行メモ方式に変更。民法は**“図→骨子→口で言う”の順で回転数アップ。記述は10分で切り上げる**訓練が効いた。」

すぐ使える“骨子”ミニ例(練習用)

  • 民法・相続放棄
    「放棄は家庭裁判所へ申述が要。3か月以内。本件は期間内で手続適法、放棄の効力生ず。」
  • 民法・債務不履行(損害賠償)
    「債務不履行は履行遅滞等が要件。遅滞あり、相当因果関係の損害は賠償請求可。」
  • 行政法・取消訴訟(原告適格)
    「取消訴訟の原告適格は法令上の利益。本件のXは直接の不利益を受け、適格あり。」

迷ったら「制度名+要件+結論」の順で、言い切る文にするのがコツ。


FAQ

Q. 添削を使うべき?
A. 独学でも可。ただ、骨子の筋を短時間で直してもらえると伸びが速い。週1回の清書を提出する形がコスパ良。

Q. 何字を目安に書けば?
A. 35〜40字。まず40字で骨子→助詞を削って35字に落とす手順が速い。

Q. 何から始めれば?
A. まずは取消訴訟の出訴期間契約解除で、骨子40字を今日2本。清書はしない。


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おすすめ通信講座 ※機能で選ぶのがコツ

  • アガルート記述の添削・**フィードバック速度(SLA)**が明確か要チェック。骨子テンプレの授業があると直進できます。
  • スタディングスマホ完結・倍速・オフラインで“耳回し”に最適。誤答の自動反復が骨子の語句定着に効く。
  • フォーサイト図解多めのテキストで“制度の流れ”が頭に入りやすい。記述演習セットと相性良。
  • 資格スクエアオンラインUIが軽快倍速・区間リピート・質問導線など、直前の回転を上げたい人向け。

まとめ:記述は“型×骨子×時間確保”で勝てる

  • 清書は週1回、毎日は骨子40字
  • 要件→当てはめ→結論(民法)、類型→要件→結論(行政法)
  • 択一150分で切り上げ、記述30分を死守
  • 間違いは1行メモで修正、ノートは作らない

👉 今夜、取消訴訟の骨子契約解除の骨子各40字で1本ずつ。それで、記述の歯車が回り始めます。考えています

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