「択一はそこそこ解けるけど、記述になると手が止まる…」
「字数が合わない、キーワードを入れ忘れる…」
——30代・40代の社会人によくある“あるある”です。記述は3問で60点(全体の20%)。ここを“怖がらず、型で取る”のが最短です。
結論:毎日やるのは清書ではなく骨子
- 清書=週1回まで。時間も体力も大量に使います。
- 平日毎日=骨子40字(論点→要件→当てはめ→結論)。夜20分で完了。
- 間違い・抜けは、テキストや問題集に「理由+条文番号を1行書き込み」。ノートは作りません。
これは“部分点を確実に積む”ための低エネルギー型設計です。疲れていても続きます。
記述の出題と採点(ざっくり把握)
- 出題:民法2問+行政法1問が基本
- 採点:
- キーワードが入っているか(例:解除、取消、出訴期間 など)
- 法的根拠が示せているか(条文・制度名)
- 論理が破綻していないか(筋が通っているか)
模範解答と同じでなくてもOK。骨子が合っていれば大きく拾ってもらえます。
まず覚える:「骨子テンプレ」2種(これに事実を流し込む)
民法テンプレ(要件→当てはめ→結論)〔目安40字〕
- 要件(制度名+必要条件)
- 当てはめ(設問の事実を短く入れる)
- 結論(できる/できない、認められる/不成立 など)
例:契約解除
「解除は債務不履行等が要件。Xの履行遅滞があるため要件充足。Yは解除できる。」
行政法テンプレ(類型→要件→結論)〔目安40字〕
- 類型(取消訴訟・無効確認・不作為違法確認 など)
- 要件(出訴期間・原告適格など)
- 結論(適法/不適法、認容可/不可)
例:取消訴訟の出訴期間
「本件は取消訴訟。出訴期間6か月(知った日から)。期間内の提起で適法。」
💡コツ:助詞を減らすと字数が収まる(「は・が・そして」を削る)。
典型論点“だけ”に絞る(これで十分戦えます)
- 民法:契約解除/債務不履行/取消・無効/相続放棄/時効/連帯債務/不法行為
- 行政法:取消訴訟の出訴期間/原告適格/不服申立て(審査請求)/手続法の聴聞・弁明
これ以外の“珍問”は深追い禁止。配点の高い“定番”で稼ぐほうが確実です。
毎日の練習メニュー(夜20分で終わる)
- 問題文を読む(2分)
- 骨子を書く(7〜10分):上記のテンプレに事実を当てはめる
- 模範解答を確認(3分):キーワード抜けをチェック
- 1行だけ書き込み(1分):「抜けた語+条文番号」
- 音読(1分):子を声に出して確認し締める
清書は不要です。“骨子の速さ”がポイントになります。
時間配分(本試験180分の現実解)
- 択一(多肢・文章理解含む):150分で終える
- 記述3問:30分(1問10分)
- マーク・体裁:最後に必ず2〜3分
記述の時間を確保するため、択一で粘り過ぎないのが前提。迷ったら3分以内に判断し後回しにする。
直前3か月の“低エネルギー計画”
| 時期 | やること(清書は週1回まで) |
|---|---|
| 3か月前 | 典型論点をリスト化 → 骨子だけで1周(毎日1問) |
| 2か月前 | 過去問+予想の骨子を増やす(1日1問)/行政法の出訴期間を毎週白紙確認 |
| 1か月前 | 骨子×2本/日(朝1・夜1でもOK)/清書は模試の週だけ |
| 直前1〜2週 | 苦手論点のみ骨子連打(同テーマを1日に3本)/条文と語句の言い切り練習 |
よくある失敗→こう直す
- ✕清書前提で毎日1問 → ○骨子だけにする(清書は週1回)
- ✕字数オーバー → ○骨子後に助詞カット(は・が・そして)
- ✕キーワード抜け → ○解いたページに語+条文番号を1行書き込み
- ✕事例が絡むと混乱 → ○人物関係をサッと図に(A→B売買/C担保)→骨子へ
体験談
- 42歳・営業・残業多め
「夜は子どもの寝かしつけで疲れ切ってしまう。骨子40字だけと決めたら続いた。清書は土曜の午前1回。本番は取消訴訟の出訴期間をテンプレで即回答、部分点積み上げで合格。」 - 39歳・総務・ブランクあり
「ノート作りをやめ、問題集に1行メモ方式に変更。民法は”図→骨子→声に出す”の順で繰り返し、回転数が上がった。記述は10分で切り上げる訓練が効いた。」
すぐ使える“骨子”ミニ例(練習用)
- 民法・相続放棄
「放棄は家庭裁判所へ申述が要。3か月以内。本件は期間内で手続適法、放棄の効力生ず。」 - 民法・債務不履行(損害賠償)
「債務不履行は履行遅滞等が要件。遅滞あり、相当因果関係の損害は賠償請求可。」 - 行政法・取消訴訟(原告適格)
「取消訴訟の原告適格は法令上の利益。本件のXは直接の不利益を受け、適格あり。」
迷ったら「制度名+要件+結論」の順で、言い切る文にするのがコツ。
FAQ
Q. 添削を使うべき?
A. 独学でも可能です。ただし、骨子の筋を短時間で添削してもらえると伸びが速まります。週1回の清書を提出する形がコスパが良いでしょう。
Q. 何字を目安に書けば?
A. 35〜40字です。まず40字で骨子→助詞を削って35字に落とす手順が速いでしょう。
Q. 何から始めれば?
A. まずは取消訴訟の出訴期間と契約解除で、骨子40字を今日2本を目標に実行しましょう。清書はしなくて大丈夫です。
おすすめ通信講座 ※機能で選ぶのがコツ
- アガルート:記述の添削・フィードバック速度(SLA)が明確か要チェック。骨子テンプレの授業があると直進できます。
- スタディング:スマホ完結・倍速・オフラインで“耳回し”に最適。誤答の自動反復が骨子の語句定着に効く。
- フォーサイト:図解多めのテキストで“制度の流れ”が頭に入りやすい。記述演習セットと相性良。
- 資格スクエア:オンラインUIが軽快。倍速・区間リピート・質問導線など、直前の回転を上げたい人向け。
まとめ:記述は“型×骨子×時間確保”で勝てる
- 清書は週1回、毎日は骨子40字
- 要件→当てはめ→結論(民法)、類型→要件→結論(行政法)
- 択一150分で切り上げ、記述30分を死守
- 間違いは1行メモで修正、ノートは作らない
👉 今夜、取消訴訟の骨子と契約解除の骨子を各40字で1本ずつ。それで、記述の歯車が回り始めます。
ここまでで、
記述式を「怖がらず、型で点に変える方法」は整理できたはずです。
次は、合格までの全体設計と、記述と強く連動する得点源を確認しておきましょう。




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