「通信講座って高い。ほんとうに元は取れるの?」
「独学のほうが安いけど、落ち続けるほうが高くつかない?」
30〜40代の社会人が悩むポイントは、受講料とリターン(時間短縮・合格率・キャリア)のバランスです。本記事では、金額の大きさではなく機能と結果で判断するためのチェックリスト、費用対効果の考え方、失敗コストの見積もり方を、第三者視点でまとめます。
目次
まず把握:費用相場と「何にお金を払っているか」
| 講座タイプ | 目安費用 | 主な中身 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| 格安系 | 5万〜7万円 | 短尺動画・アプリ・基本テキスト | スキマでインプットを回したい/自走できる |
| 中堅価格帯 | 8万〜12万円 | テキスト+講義+演習のバランス | はじめてでも迷わず進めたい |
| 高価格帯 | 15万〜30万円 | 添削・質問上限高・学習管理サポート | つまずきやすい/伴走と強制力がほしい |
ポイント:高価格=合格保証ではありません。“自分が必要な機能”にお金を払うのが費用対効果の基本。
「機能」で選ぶ:費用対効果を左右する5軸
- 短尺動画 & 倍速(10〜20分/1.5〜2倍速)
→ 疲れていても着手しやすい=総学習時間の確保に直結 - オフライン再生(地下鉄・機内・圏外でも再生)
→ 通勤・家事のムダ時間ゼロ化 - 自動反復(誤答の翌日・3日・7日出題)
→ 記憶定着を仕組み化、意志に頼らない - 質問のSLA(回答期限明示)
→ 「返事待ちで学習停止」を防ぐ。速度=挫折防止 - 添削・模試の質と“返却期限”
→ フィードバックの質と速さでアウトプット力が変わる
迷ったら、オフライン・自動反復・SLAの3条件を最優先。時間のない40代にはここが“勝ち筋”です。
独学 vs 通信講座:時間を入れて費用対効果を比べる
| 方式 | 直接費用 | 時間コスト | 主なリスク |
|---|---|---|---|
| 独学 | 2〜3万円 | 情報収集・計画に追加100〜150時間 | 迷走/過年度情報でやり直し |
| 通信講座 | 5〜30万円 | カリキュラムで時短(▲100時間〜) | 初期投資が重い/選定ミスの痛手 |
編集メモ:合格率は年度でぶれますが、講座受講者のほうが合格までの平均年数が短い傾向。40代は「年をまたぐ学習の疲労」と「家族調整コスト」も無視できません。
あわせて読みたい


行政書士試験、独学と通信講座どっちがいい?徹底比較【40代・忙しい社会人向けの決め方】
「独学でいける? それとも通信講座?」42歳の受験生も、最初にぶつかった壁がここでした。1年目は独学で迷走、2年目に通信講座へ切り替え、3年目に合格(232点)。結論…
失敗コストも見ておく(中立評価)
- 不合格時の金銭的損失:受験料+翌年教材/講座更新費用
- 見えない損失:家族調整の負担・モチベ低下・転職や副業開始の遅延
- 高額講座を選ぶなら:“何が合格確率を上げるか”の機能証拠(SLA・添削返却期限・自動反復の仕様)を確認
高い=安心、ではなく「停滞しない仕組み」が内蔵されているかで判断。
“無料体験での2テスト”――決め疲れをなくす最短手順
- 地下鉄テスト:オフラインで動画/音声が再生できるか
- 翌朝テスト:前日の誤答が翌朝自動で出題されるか
両方クリアした講座だけ比較検討。これで候補が一気に絞れます。
あわせて読みたい


失敗しない通信講座の選び方|初心者がやりがちな5つのミスと正しい見抜き方【体験談つき】
「行政書士に挑戦したいけど、どの通信講座が良いの?」仕事・家庭と両立する30〜40代にとって、講座選びは合否を左右する“最初の重要な決断”です。価格や広告だけで決…
体験談(第三者の実例/読者モデル)
- Aさん(43歳・営業/通勤1h)
格安系で短尺×倍速×オフラインを徹底。通勤で予習、夜20分で過去問。1年で合格。 「“翌朝に誤答が自動で出る”だけで続いた。高額のサポートより“止まらない仕組み”が自分には効いた」 - Bさん(39歳・事務/勉強苦手)
中堅→高価格帯へ切替。質問SLA48h・記述添削返却5営業日の講座で停滞が解消。2年目合格。 「返答が早いと不安が膨らまない。費用は重かったが“落ちない仕組み”に払った感覚」
40代向け:シナリオ別の賢い払い方
① できるだけ安く、でも今年受かりたい
- 格安系+模試は別買い+記述は市販添削or自作採点ルーブリック
- 条文・判例は必ず最新(中古は一般知識に限定)
② 勉強が苦手。独学だと続かない
- SLA明示の質問+添削返却期限がある講座
- 週1で強制スケジュール(答練/面談)の枠があると安心
③ 予算は中間。最短で終わらせたい
- 短尺・オフライン・自動反復完備かを最優先
- 記述は回数より返却の速さ。遅いと学習が止まります
リスク管理:安く済ませるときの注意
- 中古テキストは一般知識のみに(法律科目は最新年度必須)
- 市販情報の「的中」は話半分。過去問A・Bランクの網羅が最優先
- 迷ったら「耳で予習→夜20分アウトプット」の型だけ死守
かんたんROI計算(目安)
- 受講料15万円
- 副業(書類作成/月2件×1.5万円)=月3万円 → 5か月で回収
- 昇進・転職で年+50万円 → 3.6か月で回収
ROIはあくまで目安。“合格までの年数を短縮”できるかが最大のポイントです。
よくある質問(FAQ)
Q. 高い講座=合格しやすい?
A. 価格ではなく、**止まらない仕組み(オフライン・自動反復・SLA・返却期限)**があるかで決まります。
Q. 独学のほうがコスパ良い?
A. 自走できる人は強いです。ただし迷走100時間は簡単に発生。40代はその100時間の機会費用が重い。
Q. 節約のコツは?
A. 法律科目は最新年度を厳守。一般知識は中古可。模試は1〜2回に絞り、復習密度を上げるほうが費用対効果が高いです。
関連記事
あわせて読みたい


【社会人必見】行政書士試験を最短合格する戦略|忙しくても実現できる効率学習法5ステップ
「時間がない社会人でも最短で合格できるの?」できます。“どこで何点を取り、何を捨てるか”を数値で決めるのが最短ルートです。 結論:まず“合格180点”を数値で分解す…
あわせて読みたい


【失敗しない】【2025年最新】行政書士おすすめ通信講座5選|比較表&選び方を徹底解説!
「行政書士の通信講座、種類が多すぎて選べない…」そう感じている方は多いはず。特に30代・40代の社会人は、仕事や家庭と両立しながら法律の基礎から学ぶ負荷が大きく、…
あわせて読みたい


【2025年版】アガルート行政書士講座の返金条件と他社特典の違いを徹底比較
「合格したら全額返金って本当?」「他の通信講座にも似た制度があるの?」そんな疑問を持つ人のために、この記事ではアガルートの返金・お祝い金制度の実態を、他社(…
まとめ:価格でなく、止まらない仕組みに払う
- 時間のない40代は、短尺・オフライン・自動反復・SLAで選ぶ
- 高額講座は添削の返却速度と伴走の強制力で価値が決まる
- 低予算でも、“耳で予習→夜20分アウトプット”で十分戦える
👉 今日やることはひとつだけ。候補講座で「地下鉄テスト」「翌朝テスト」を実施。通った講座だけ比較しましょう。

コメント