目次
はじめに
行政書士試験に合格しても、すぐに行政書士を名乗って開業できるわけではありません。
特に 実務経験がない合格者 は、登録実務講習を修了することが義務づけられています。
本記事では、行政書士登録実務講習の 費用・内容・流れ・申込方法 を徹底解説します。
30代・40代から行政書士を目指す方が、効率よく登録を進められるようにポイントをまとめました。
行政書士登録実務講習とは?
✅ 目的
- 実務未経験の行政書士試験合格者に、業務知識と実務感覚を身につけさせる制度。
- 登録前に必ず修了しなければならない。
✅ 修了要件
- 講義+スクーリング(対面授業)を受講し、課題を提出。
- 最終的に修了証が交付され、これを行政書士会に提出して登録可能。
行政書士登録実務講習の費用
項目 | 費用(目安) |
---|---|
受講料 | 30,000〜40,000円 |
教材費 | 受講料に含まれる |
スクーリング交通費 | 実費 |
👉 全国でほぼ横並びの金額です。受講団体による差はほとんどありません。
講習の内容と流れ
1. 通信講座(自宅学習)
- 行政書士業務の基礎を学ぶ
- テキスト・映像講義を使って学習
2. スクーリング(対面授業)
- 2日間の集合研修
- 実際の申請書作成や官公署への対応をシミュレーション
3. 修了認定
- 課題提出&受講態度で判定
- 合格すれば 修了証 が交付される
登録実務講習を実施している団体
行政書士登録実務講習は、法務大臣の認定を受けた民間団体が実施しています。
代表的な団体は以下の通り:
- 日本行政書士会連合会 指定機関
- 東京法令出版などの教育団体
👉 どこで受講しても修了証の効力は同じです。
👉 スケジュールや会場の場所で選ぶのがおすすめ。
申込方法と時期
✅ 申込方法
- 各実施団体の公式サイトから申込
- クレジットカード決済や銀行振込で受講料を支払う
✅ 受講時期
- 行政書士試験合格発表後から受付開始
- 登録申請時期に合わせて計画的に受講することが重要
👉 30代・40代で転職や独立を目指す人は、合格発表後すぐに申込むのが鉄則です。
30代・40代で実務講習を受けるメリット
- 未経験でも自信を持って開業できる
→ 書類作成や官公署対応の流れを体験できる - 同期・仲間とのつながりができる
→ 同じ年代の合格者とネットワークを築ける - 開業準備をスムーズに進められる
→ 登録に必須なので、早めに修了すれば独立も早い
行政書士登録実務講習の注意点
- 定員制のため 早めの申込が必須
- スクーリングは会場が限られており、地方在住者は移動費も考慮
- 修了証の有効期限に注意(登録申請までに提出が必要)
費用回収のシミュレーション
- 契約書作成:1件3万円
- 建設業許可申請:1件10万円〜20万円
- 遺産分割協議書作成:1件5万円〜10万円
👉 1〜2件の案件を受注するだけで、講習費用は回収可能です。
結論:行政書士登録実務講習は「必要経費」ではなく「キャリア投資」
- 実務未経験者は必須のステップ
- 費用は3万〜4万円とリーズナブル
- 30代・40代からでも十分に投資回収可能
👉 「実務に自信を持ってスタートできる」点で、講習は大きな価値があります。
次のステップ
行政書士試験に合格したら、登録実務講習の申込を最優先に進めましょう。
その上で、開業か転職かを選ぶ準備を整えるのがおすすめです。
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