30代・40代向け!保険見直し術と節税ポイント【無駄な保険料を削減】

当ページのリンクには広告が含まれています。
138 30代・40代向け!保険見直し術と節税ポイント【無駄な保険料を削減】

「気づけば保険料が家計を圧迫している…」
「昔入った保険のままだけど、このままでいいのだろうか?」

30代・40代は、住宅ローン教育費老後資金など、まとまったお金が必要になるイベントが一気に増える時期です。将来に備えるための保険が、実は過剰保障重複契約で家計を圧迫しているケースもめずらしくありません。見直しは「いまの生活を守りつつ、必要な保障を必要なだけ残す作業」。難しい専門用語を使わずに、今日から実行できる見直しの型を、体験談とチェック表つきで解説します。


目次

なぜ30代・40代で保険見直しが必要なのか?

保険は一度入って終わりではなく、ライフステージに合わせて着替える衣服のようなものです。家族構成・収入・貯蓄額が変われば、必要な保障額も変わります。

見直しが必要な主なタイミング

  • 結婚・出産で扶養家族が増えた
  • 住宅ローンを組んだ(団信の有無で死亡保障の要否が変わる)
  • 転職・独立で収入や福利厚生が変わった
  • 子どもの進学で教育費が増える
  • 親の介護が現実味を帯びてきた

ポイント:30代・40代は「支出増+収入の変化」が同時に起きやすい。保障の過不足を定期的に調整しましょう。


保険料が高くなりやすい原因(よくある落とし穴)

  • 重複契約:医療保険+共済で同じ入院給付を二重に持っている
  • 過剰保障:扶養家族が少ないのに高額な死亡保障を持ち続ける
  • 更新型の年齢上昇更新型保険は、年齢が上がるごとに保険料が跳ね上がる契約を更新するたびに年齢リスクが反映されるため)
  • 外貨建て・貯蓄型の誤解「貯まる」と思って入ったが、手数料や為替リスクで期待ほど増えない

よくある例

  • 学資保険+終身保険で「貯蓄性」を二重に持つ
  • 団信ありの住宅ローンなのに、独身時代と同じ死亡保障
  • 40代で更新型医療保険の保険料が倍増

結論まずは現状把握。何を、どれだけ、いくらで、いつまで払っているかを見える化するだけで、ムダの8割は見つかります。


体験談:私の“ムダ保険”に気づいた日

20代の頃の私は、未婚・持ち家なし・貯蓄少なめなのに、すすめられるまま死亡保障の大きい終身保険に加入していました。「貯まる」「安心」の言葉に背中を押されたのです。10年で支払いは100万円近く。30代で改めて家計を見直したとき、「その時点の自分に必要な保障ではなかった」とわかり、解約して定期保険+貯蓄(NISA)へ切り替えました。
この経験から得た教訓は、「保障の理由と言葉に“数字”があるか」。だれの、どの費用を、何年守るのかが数字で語れない保険は、たいてい過剰
です。


5ステップでできる!保険見直しの基本手順

ステップ1:加入中の保険を一覧化する

  • 商品名(保険会社)
  • 保障内容(死亡・医療・がん・就業不能 など)
  • 保険金額・給付額
  • 保険料(月額/年額)
  • 期間(終身/○歳まで)・更新の有無
  • 付帯特約

コツ:スマホのメモや表計算でA4一枚に収める。1ページで全体が見えるとムダが見つかりやすい。

ステップ2:家族構成とライフプランを確認

  • 扶養人数・年齢、住宅ローンの団信有無、学費スケジュール
  • 緊急資金(生活費の3〜6か月分)の有無
  • 会社の健康保険の高額療養費制度傷病手当金の確認

ステップ3:必要保障額を“数字で”計算

  • 死亡保障=(残された家族の生活費×年数)+(教育費)+(住宅ローン残債のうち団信で賄えない分)−(遺族年金貯蓄
  • 医療=自己負担の目安+先進医療・差額ベッド・通院費の想定
  • がん=診断時の一時金(50〜100万円など)+就労不能期間の生活費

ステップ4:重複・過剰を削る

  • 団信でカバー済みの死亡保障は圧縮
  • 入院日額の持ちすぎを調整(長期入院は減少傾向一時金型でカバーする手も)
  • 共済+医療保険の二重を整理
  • 貯蓄型目的(保障か資産形成か)を切り分ける

ステップ5:第三者のプロに“相見積もり”

  • 保険ショップや独立系FP同条件で3社の見積もりを依頼
  • 特約は必要最小限
  • 解約・減額・切替の順番と時期を計画(無保険期間を作らない)

一目でわかる:保険整理チェック表(サンプル)

項目今の状況適正見込み見直し要否メモ
死亡保障3,000万円(終身)2,000万円(団信あり)要見直し終身→定期へ一部切替
医療入院日額1万円+共済5,000円日額5,000円+一時金型重複共済に一本化
がんなし診断一時金100万円追加検討家族歴あり
就業不能なし月10〜15万円追加検討自営業になったため

ポイント「何のための保険か」を1行メモに書いておくと、解約・継続の判断がぶれません。


節税につながる保険の活用法

  • 生命保険料控除(新・旧合わせて最大12万円が所得控除)
  • 個人年金保険料控除最大4万円
  • 地震保険料控除最大5万円

年末調整/確定申告で所得税・住民税を軽減できます。
ただし、“節税のためだけに保険へ加入”は本末転倒。保障が必要 → その結果として控除が使える、が正しい順番です。


保険と資産形成は役割で分ける:NISA・iDeCoの使い分け

  • iDeCo掛金が全額所得控除。節税効果が非常に大きい。60歳まで引き出せないため、老後資金専用と割り切る。
  • 新NISA利益が非課税で、いつでも引き出せる教育費や住宅資金など将来使うお金を育てるのに向く。
  • 保険(貯蓄型):保障と貯蓄が混在。手数料や解約控除に注意。「保障は保険」「資産形成はNISA/iDeCo」が基本。

結論老後資金=iDeCo/中長期の自由度ある資金=新NISA/万一の保障=保険。役割で分ければ迷いません。


30代・40代におすすめの見直し方(タイプ別)

子育て期(小学生以下あり)

  • 死亡保障:定期保険で必要年数×必要額だけ
  • 医療:入院日額は少なめがん一時金を追加
  • 学資学資保険より新NISA(積立投信)で準備も検討

住宅ローンあり(団信加入)

  • 団信でローン残債は原則カバー。死亡保障は圧縮
  • 就業不能(うつ・ケガなどで働けない)リスクを所得補償で補うと安心

自営業・フリーランス

  • 傷病手当金なしが多い→就業不能保険を優先
  • 国民年金・国民健康保険の給付の薄さを前提に自助で上乗せ

成功事例(再現ポイント付き)

事例1:40代男性・会社員

  • 見直し前:月45,000円(死亡・医療・外貨建て)
  • 見直し後:月23,000円定期保険+医療一本化+がん一時金
  • 年間26万円の削減。削減分を新NISAに積立へ回して可処分所得を上げた
    再現ポイント団信+社保の給付を可視化して、民間の上乗せを必要最小限

事例2:30代女性・専業主婦→パート復帰

  • 医療保険と共済が重複。がん保険を追加し、総額は横ばい
  • 診断一時金で「働けない期間の生活費」を確保
    再現ポイント入院日額より“一時金”で、家計への直撃に備える

プロに相談するメリット(時間短縮+中立性)

  • 保障の重複・過不足第三者がチェック
  • 複数社のプランで相見積もりが取れる
  • FPなら、節税(生命保険料控除・iDeCo・新NISA)+ライフプランまで相談可

注意販売系FPは特定商品の提案が中心になることも。提案の根拠(数字)を必ず確認しましょう。


低負荷・高成果:20分×7日で終わる見直しウィーク

  • Day1(20分)加入中の保険証券を机に並べて写真を撮る
  • Day2(20分):写真を見ながらA4一枚に一覧(商品名/月額/保障内容)
  • Day3(20分)家族構成・団信・貯蓄額をメモ
  • Day4(20分)必要保障額概算(死亡・医療・がん)
  • Day5(20分)重複・過剰に★を付ける(解約・減額候補)
  • Day6(20分)相見積もりのため、2〜3社へ同条件依頼
  • Day7(20分)乗り換え順序と日付を決め、無保険期間ゼロで切替計画

ここまでで“地図”が完成。 あとは計画に沿って動くだけです。


関連記事


PR(広告)|学び直し・見直しの相棒

  • アガルート:短期集中で金融・法律の基礎を学び直し。要点主義で忙しい人向け。
  • フォーサイト:図解が多く初学者でも理解しやすい。家計管理の基本から。
  • スタディング:スマホ完結。通勤20分見直しタイムに変える。
  • 資格スクエア:体系学習に強み。保険×法務の整理にも。
  • リクルートエージェント福利厚生の厚い企業時短・在宅の求人相談に。
  • doda未経験可×全国で幅広く比較。
  • パソナキャリア30〜40代の年収相談が手厚い。育児・介護と両立の求人も。

まとめ:保険は“着替える”。数字で語れない保障は手放そう

  • 現状をA4一枚に可視化重複・過剰を削減
  • 保障=保険、資産形成=新NISA/iDeCo役割分担
  • 更新型の上昇リスク外貨建ての手数料・為替は必ず確認
  • 削減分は“将来の自分”へ新NISAの積立に回して家計を強くする

私の一番の後悔は「気づくのが遅かった」こと。 でも、見直したその月から、家計の息が楽になりました。
今日の20分が、来年の月1万円削減につながります。まずは保険証券を並べて写真、そこから始めましょう。行動すれば、家計は必ず軽くなります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次