行政書士試験に模試は必要?合格を引き寄せる模試の活用術とおすすめ講座

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29 行政書士試験に模試は必要?合格を引き寄せる模試の活用術とおすすめ講座
目次

合格を引き寄せる“戦略的”模試活用術とおすすめ講座【社会人向け完全版】

「行政書士試験は模試を受けるべきか?」
——結論、受けるべきです。ただし目的は“実力測定”ではありません。
本番の時間制約下で「捨てる問題」を見極め、「取り切る問題」を確実に拾う訓練こそが、模試の真価です(=戦略的撤退の練習)。


行政書士試験の勉強法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

模試の“戦略的役割”

  • 過去問=知識とパターンの定着。
  • 模試=時間・緊張・出題の揺れを入れた“本番意思決定”の練習。

「問題のポジショニング」を固定せよ

  • A:確保問題(正答率≥80%)…必ず取り切る
  • B:勝負問題(正答率60–79%)…時間が許せば挑む
  • C:撤退問題(正答率<60%)…即切り(印だけ付けて最後に回す)

体験談(38歳・会社員/合格)
「模試で“Cは30秒で撤退”を徹底したら、本試験で+12点。難問に執着しないと決めた瞬間、合格点が現実になりました。」


点数に依存しない“評価軸”を導入

模試の指標をKPI化して、ブレない振り返りに。
※KPIは、最終目標(合格など)にたどり着くための“中間チェックポイント”

KPI目標値意味
A取り切り率(上位60%正答の問題での正解率)95%ここを取りこぼす=致命傷
撤退遵守率(C判定を2分以内で離脱)90%“時間の浪費”を防ぐ
迷い正解率(一度迷ったが正解した問題の割合)低いほど良い危険な知識の多さ指標
配分遵守率(各セクション予定時間±3分)90%時間管理の再現性

体験談(40代・主婦/合格)
「点数が伸び悩んでもA取り切り率が上がっていればOKと決めたら、感情の上下が減って勉強が継続できました。」


具体的時間配分テンプレ

本試験(180分)を分割。迷ったらこのモデルに戻る

  • 法令択一:90分(1問=2分/肢30秒の目安)
  • 一般知識:30分(情報・文章理解を先に)
  • 記述式:45分(1問15分→最後5分は見直し)
  • バッファ(予備の時間):15分(マーク漏れ/戻り用)

早解きタイプは「法令85・一般25・記述55・バッファ15」に寄せてもOK。バッファは必ず確保


模試後72時間“復習プロトコル”(行動テンプレ)

点数を見る前にKPIを埋める → 弱点に資源配分。

Day0(当日・30〜40分)

  1. A/B/C仕分け(体感でOK)
  2. KPI記録(A取り切り率/撤退遵守率/配分遵守率/迷い正解率)
  3. 迷い正解に★マーク(最優先復習

Day1(60〜90分)

  • ★迷い正解 → 不正解 → 未着手の順で復習
  • 下記テンプレで弱点カード作成(1論点=5分以内)

Day2(45分)

  • 弱点カードの口頭説明(1枚30秒)× 30–40枚
  • 撤退判断の練習:C問題を30秒だけ眺めて撤退のシミュ

Day3(45分)

  • ミニ模試(60分)で配分再現 → KPI再記録
  • 改善が弱いKPIのみを翌週の学習に反映

「弱点克服テンプレ」ノート(コピー用)

  • 科目/論点:____
  • 条文番号:____
  • 要件→効果(20字以内):____
  • 出され方(選択肢の罠):____
  • 私はどこで誤ったか:____
  • 正しい判断トリガー1語:____(例:遡及・対抗要件・相当期間)
  • 30秒口頭説明:____

迷い正解は不正解より優先してこのシートに落とし込みます。理由:本番で再現性が最も低く、失点再発リスクが最大だから。


記述式:45分を勝ち切る“型”

  • 5分:設問要求(主語・述語・数字・否定語)に下線
  • 25分:3問×各12〜13分で要件配席→40〜60字答案
  • 15分:全体見直し(語尾統一/要件漏れ/主語ブレ)

40〜60字テンプレ

【要件】が(不)充足し、【効果】。必要に応じ【例外/抗弁】。


模試と過去問の“役割分担”をもう一段具体化

  • 過去問A領域の最大化(取り切る技術)
  • 模試C領域の即撤退(切り捨ての胆力)+配分再現性

忙しい社会人の“現実的スケジュール”

年間の狙い

  • 6–7月模試基礎定着度テスト(Aを落としていないかを見る)
  • 10–11月模試本番戦略の検証(配分・撤退・記述の再現性)

週次テンプレ(合計90分/日×5日想定)

  • :直近模試KPI記録+★迷い正解を5枚カード化
  • :過去問A領域のタイムアタック(1問2分)
  • :記述40–60字×2問(答案化→音読)
  • :C問題の30秒撤退訓練+弱点口頭説明
  • :ミニ模試60分→KPI更新→翌週の修正点1つだけ決定

おすすめ模試講座(社会人視点で再評価)

“問題の質”に加えて、復習効率受験のしやすさを重視

  1. アガルートアカデミー
    • オンライン受験◎:在宅で時間確保しやすい
    • 解説講義が密:迷い正解の“なぜ”を潰せる
    • 分野別成績可視化:A/B/C判定に使いやすい
  2. LEC(東京リーガルマインド)
    • 会場模試◎:緊張・雑音・移動含めた本番再現
    • 母集団が大きい:相対位置が読みやすく、A取り切り率の比較が有用
    • 詳細解説冊子:弱点カード作成の素材に最適
  3. フォーサイト
    • スマホで復習完結:スキマ時間に★迷い正解つぶしが回る
    • 解説動画のテンポ:短時間で要点把握→社会人向け

使い分け:在宅=アガルート/直前の本番慣れ=LEC会場/通勤復習=フォーサイト
1社で完結させるより、“在宅+会場”のハイブリッドが最強。


チェックリスト(印刷して使える最終版)

  1. A取り切り率≥95%か
  2. C撤退を2分以内で実行したか
  3. 記述は40–60字の型で書けたか
  4. 迷い正解を不正解より優先で潰したか
  5. 配分遵守率≥90%か(セクション±3分)
  6. 次の1週間で直すのは1項目だけに絞ったか

まとめ

  • 模試はスコア測定の場ではない戦略判断(確保/勝負/撤退)を身体化する訓練の場。
  • 点数よりKPI(A取り切り率/撤退遵守率/配分遵守率/迷い正解率)で進捗を測る。
  • 復習は72時間プロトコルでルーチン化。迷い正解>不正解の順で潰す。
  • 6–7月=基礎定着テスト、10–11月=本番戦略検証
  • 講座は復習効率×受験しやすさで選ぶ。ハイブリッド運用が最短。

ここまで読んだあなたは、もう“点数に振り回される受験生”ではありません。
戦略で勝つ受験生です。次の模試は、KPI表を片手に“撤退の練習”から始めましょう。

社会人の行政書士試験の勉強法はこちらの記事をご覧ください。

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