行政書士で独立できる?副業からのリアルな挑戦と成功戦略

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24 行政書士って独立できる?副業スタートから成功するための現実と戦略

「資格を取ればすぐ独立?」——答えはNO
でも、副業から“負けないやり方”で積み上げればYESです。

行政書士は開業権のある法律系国家資格。独立も副業も可能ですが、いきなり食べていけるほど甘くはありません。
本記事は、本業×集客×案件処理の“トリプルタスク”を最短で回すための選別基準と行動テンプレをまとめた、実務直結のガイドです。


目次

行政書士資格で独立できる可能性と現実

  • 登録行政書士:約5万人超/合格者:年4,000〜6,000人規模
  • キャリアの入口は3つ:開業(独立)/企業内(法務・コンプラ)/副業
  • 副業→独立が現実路線。まずは“売れる型”を作ってからスケール。
特徴メリットデメリット
開業すべて自分で意思決定単価も自由/伸びしろ大集客リスク/資金・メンタル負荷
企業内法務・コンプラ職で活用安定/実務の型を学べる独立性は低い
副業夜・休日に小さく開始リスク分散/検証コストが低い時間上限/案件選別が必須

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副業期に“やる仕事/やらない仕事”の選別基準(超重要)

副業初期は時間とメンタルが最大の資源。
**「低単価×移動多×役所往復多」**は赤字化しやすいので避けます。

✅ やる(時間単価が上がる)

  • 契約書レビュー/内容証明下書き:在宅完結・納期短・反復可能(3〜8万円/件)
  • 相続の書類セット作成(ヒアリング中心):10〜20万円、紹介拡大しやすい
  • 建設業許可の“増員・変更・更新”など定型の小口:5〜10万円、次の許可へ継続

❌ いまはやらない(副業と相性が悪い)

  • 超低単価の役所通い前提業務(移動×待ち時間×往復で時給が溶ける)
  • 大規模・初見の複合案件(要件調査・調整が膨大)
  • 遠方出張前提案件(本業リスク&家庭負担が大)

体験談(42歳・営業×副業)
「最初は“何でも屋”で疲弊。契約書レビュー+内容証明に絞り、オンライン完結にしたら、同じ時間で売上が1.8倍、心も体もラクになりました。」


一点突破の集客戦略:本業×地域×業界で刺す

“全部やる”は副業の敵。一点集中→事例化→横展開が最短です。

専門を決める3基準

  1. 自分の職歴に近い(用語・業務フローが分かる)
  2. 地域で事例が多い(検索される・紹介が回る)
  3. 反復が効く(型化・テンプレ化できる)

例:建設業勤務 → 「建設業許可・経審・入札」特化(地元×工務店向け)

最小コストの導線づくり(副業版)

  • Googleビジネスプロフィール(無料):写真3枚+「提供メニュー」を明記
  • 1枚LP(ノーコード):料金の目安/対応可否/申込み導線のみ
  • 名刺&紹介カード:1業務に絞った“メニュー表”つき
  • 既存人脈DM:本業の取引先・OB・同業へ“告知1通”

DMテンプレ(コピペOK)
「〇〇(会社名)の△△です。建設業許可(変更・更新含む)を副業で受付しています。
オンライン完結・最短2営業日で書類化。困りごとがあれば無料10分診断します。」


価格は“3段階パッケージ”で迷わせない

プラン何をするか料金目安納期
Light相談30分+書式セット22,000円即日〜2日
Standardヒアリング+書類作成+提出指南55,000円5〜10日
Pro代理申請+役所対応フル99,000円〜2〜4週

体験談(39歳・メーカー法務)
3段階にしただけで受注率UP。Light→Standardへの“自然なアップグレード”が増え、単価が1.4倍になりました。」


月10万円→30万円→独立ラインの“生存戦略”

フェーズA:月10万円(副業生存ライン)

  • 小口の在宅完結を回す(契約書レビュー/内容証明/軽めの許認可変更)
  • 週3本のミニ案件=時短で現金化
  • KPI:週2件受注/粗利8万円

フェーズB:月30万円(独立準備ライン)

  • 小口の反復+**中口(10〜20万円)**を月1〜2件
  • 紹介ループを作る(納品後にお礼&次回の提案
  • KPI:問い合わせ月10件/成約率30%

フェーズC:独立初年度300〜400万円の安定化

  • 1業務の“型”を商品化(チェックリスト・テンプレ)
  • 役所対応は平日午前に集中、午後は制作/夜は営業
  • KPI:年間120〜150案件(小中口MIX)

体験談(46歳・元建材メーカー→独立)
「“年商1,000万”は夢物語に見えるけど、年間120案件×平均単価3万円=360万は現実ライン。ここを“仕組み”で固めたら、翌年は紹介だけで500万いきました。」


“副業期の二重負荷”を軽くする運用プロトコル

  • 週の上限時間を決める:目安7〜10時間(超えたら受注しない)
  • バッファ(予備)を2時間確保:急な役所対応/差し替えに使用
  • 土曜午前=制作、日曜夜=見積・請求・次週設計(固定化)
  • テンプレ資産
    • ヒアリングシート(Googleフォーム)
    • 見積・請求の定型(クラウド会計)
    • 役所別チェックリスト(Notion)

心のコストも管理:
・案件は**“締め切りが自分で握れるもの”から**
完璧主義NG——90点で出して**“戻し”で100点**に


行政書士で稼げる分野と単価(副業相性で色分け)

分野単価目安副業相性メモ
契約書レビュー/内容証明3〜8万円在宅完結/短納期/反復可
建設業許可(変更・更新)5〜10万円定型・紹介案件化しやすい
相続・遺言サポート10〜30万円ヒアリング力が命/紹介強い
在留資格(ビザ)10〜15万円役所往復・期日管理多め
風俗・古物・深夜酒類8〜20万円調査・実地対応増/時間奪われがち

モデルケース:副業3年→安定独立のリアル

状況重点KPI
1年目契約書/内容証明に特化。月4〜6件受注数/時給換算
2年目建設業許可の“小口変更”追加。紹介比率↑紹介率30%
3年目中口案件(月1〜2件)に拡張。独立へ月商30万円安定

もう1つの道:企業内行政書士
法務・コンプラ職で年収アップ→実務を吸収→将来の独立でも強い武器に。
“独立=正義”ではありません。社内でリターンを得る道も高コスパです。


よくある失敗と回避策

  • 何でも受ける専門1つに絞り“型”を商品化
  • ブログ/SNSを全部やる1枚LP+Googleビジネス+人脈DMに集中
  • 価格表がない3段階パッケージで即決導線
  • 記述式・法改正をサボる早朝30分の“集中時間”で新規論点を処理

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体験談(編集部ヒアリング)

  • Sさん(会社法務→副業)
    契約書レビュー×3段階パッケージが刺さり、月10〜18万円を安定確保。独立を“急がない選択”で心が楽に。」
  • Nさん(営業→副業→建設特化)
    地域×建設×変更許可に絞って名刺とDMのみ。5か月で紹介比率40%に。」
  • Iさん(ワンオペ育児×副業)
    「夜は思考が持たないので、朝5:30〜6:00を記述式に固定。夜は送付・請求だけ。続いたのは“分業化”のおかげ。」

まとめ:副業から“勝てる型”を作り、無理なく伸ばす

  • 業務を選ぶ勇気(在宅×短納期×反復)
  • 一点突破の集客(本業×地域×業界)
  • 3段階パッケージで受注率UP
  • 週の上限とバッファでメンタル保全

まずは専門1つ1枚LP人脈DM
“小さく勝つ型”を作ってから、次を足しましょう。


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最初の一歩(今日やること)

  1. 専門1つを決める(本業×地域×業界の交点)
  2. 3段階パッケージを書く(Light/Standard/Pro)
  3. 既存人脈にDMを1通送る(テンプレでOK)

未来は“1通のDM”から動き出します。
小さく勝つ→続ける→広げる。 これが副業から独立の最短ルートです。

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