文章理解は才能じゃない!点数を伸ばす読解の型とトレーニング法【行政書士試験対策】

当ページのリンクには広告が含まれています。
41 文章理解は才能じゃない!点数を伸ばす読解の型とトレーニング法【行政書士試験対策】

「文章理解が苦手で点が伸びない…」
大丈夫。文章理解は才能ではなく“型(決まったやり方)”で伸びます。しかも毎年3問=12点は、練習すれば安定して取りやすい“コスパ最強ゾーン”。
ここでは、現代文2問+英文1問を安定して8〜12点に乗せるための最短ルートを示します。

行政書士試験の勉強法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。


目次

1. 出題の実態(ここを外さない)

  • 毎年3問(現代文2・英語1)=合計12点
  • 難問よりも、型を持っているかが勝負
  • 時間のない社会人は、論理パターンの暗記+ミニドリルで一気に伸びる

2. 苦手の原因→直し方(最短で効く)

ありがちな失敗直し方(今日から)
本文を最後まで読まずに選択肢へ設問→本文→照合の順を固定
指示語・接続詞を見落とす「しかし/つまり/したがって」だけ先に全部マーキング
自分の意見を入れてしまう本文の根拠に線を引いてから選ぶ

3. 現代文は“4パターン”を型で解く

3-1. 内容一致(最頻出)

  • :設問→本文で該当段落を特定→選択肢を本文の言い回しに戻せるかで判断
  • NG:本文にない拡大解釈(言い過ぎ)限定(言い過ぎの反対)

3-2. 空欄補充(指示語・接続詞)

  • :直前直後を読む→指示語=何を指すか接続詞=前後の関係で選ぶ
  • 接続の目印
    • しかし=(前を打ち消し)
    • つまり=要約
    • したがって=結論
    • なぜなら=理由

3-3. 要旨把握

  • :逆説(しかし)以降/最後の段落の主張文を拾い、一番広い表現を選ぶ
  • NG:例や細部に引きずられる

3-4. 整序(並べ替え)

    1. 導入文(定義・問題提起)
    2. 展開(対比・理由)
    3. 結論(まとめ・提案)
  • コツ指示語「この/その」は前の内容が必要な文には置けない

覚え方:現代文は“逆・要約・結論・理由”の4タグで読むだけ。


4. 英文読解は“構文×法律系語彙”に絞る(最短攻略)

4-1. よく出る構文(これだけでOK)

  • SV that ~(that以下が内容)
  • in order to / to V(目的)
  • Although / However(逆)
  • which/that関係代名詞(直前名詞の説明)

4-2. よく出る法律・ビジネス語(10語)

obligation(義務)/permission(許可)/prohibit(禁ずる)/require(求める)/condition(条件)/responsible(責任がある)/appropriate(適切な)/subject to(〜の対象)/unless(〜でない限り)/in accordance with(〜に従って)

4-3. 最短ドリル

  • 過去問の英文10題を精読→知らない語だけ単語カード
  • 1文ごとに主語S・動詞Vに下線接続語に○訳すのは最後

TOEIC本は語彙・言い回しの宝庫。長時間やらず、Part5/6の文法・語彙だけ30分×数回拾い読みでOK。


5. “論理パターン表”で読み間違いを防ぐ(保存版)

合図関係いつ線を引く?選択肢判断の軸
しかし/しかしながら逆(転換)必ず線後が筆者の主張になりがち
つまり/要するに要約必ず線前の内容を短く言い換えた選択肢
したがって結論必ず線理由をふまえた帰結が正解
たとえば例示余裕があれば例は正解になりにくい(細部に注意)
一方で/対照的に対比余裕があれば対立軸を両方押さえる

6. そのまま使えるミニドリル(1日5分)

手順

1) 設問を読む → 2) 本文に逆・要約・結論の印 → 3) 根拠行に番号 → 4) 選択肢と照合

練習用ミニ文(例)

近年、遠隔勤務は生産性を下げると主張されてきた。しかし、会議の短縮と通勤時間の削減により、むしろ生産性が上がったという報告も多い。つまり、一律の評価ではなく、業務内容に応じた運用が必要である。

設問:「筆者の主張として最も適切なのは?」

A 遠隔勤務は生産性を下げる。

B 遠隔勤務は生産性を上げる。

C 業務によって評価を分けるべきだ。要約語の直後が主張


7. 体験談

体験談①:39歳・営業「3ワードだけ塗る」で8点→12点

しかし・つまり・したがってだけマーカー。選択肢は本文の言い換え探しに集中。
英文は過去問10題をSとVに下線で読んだら、1か月で現代文8→12点安定。」

体験談②:41歳・総務「整序は“導入と結論固定”」

「並べ替えは導入と結論を先に決めるだけで時短。
ミスは誤り肢を正しい文に言い直すノートで潰し、本試験の文章理解は全問正解でした。」


8. 時短トレーニング計画(平日40分・休日60〜90分)

  • 平日(毎日40分)
    • 5分:接続詞3つを意識して過去問1段落だけ読む
    • 20分:過去問1問(現代文or英文)→根拠マーキング
    • 15分:誤り肢の言い直しノート作り
  • 休日(60〜90分)
    • 現代文2問+英文1問を模試形式で時間計測
    • 間違いを論理パターン表に追記
  • 復習ループ1日後/3日後/7日後に誤問だけ解き直す(1-3-7)

9. よくある“落とし穴”→即修正

落とし穴今すぐ直す
本文を全部読んでから設問設問→本文→照合に固定
語彙不足で止まる文全体の論理で判断。単語は2〜3語だけ調べる
自分の常識で判断本文の言い換えがなければ×

10. 関連記事


11. おすすめ通信講座|“型で読む”を最短で身につける

アガルート行政書士講座(おすすめ)

  • 文章理解の解法動画(論理パターン別)がわかりやすい
  • 質問対応/添削で“誤り肢の言い直し”を即修正
  • スマホで10分ドリルが回せるから、通勤でも続く

(参考)他講座の特徴

  • フォーサイト:フルカラーでビジュアル理解に強い
  • 資格スクエア:講義が分かりやすくAIサポートが充実
  • スタディング:スマホでスキマ学習が可能

12. まとめ|“逆・要約・結論”で読む。英文は“構文+語彙”だけ。

  • 現代文は逆(しかし)・要約(つまり)・結論(したがって)のラインを引く
  • 英文は基本構文+法律系語彙に絞る。
  • 誤り肢の言い直しノート1-3-7復習で定着。
👉 今日の10分
  1. 過去問1段落にしかし・つまり・したがってをマーキング
  2. その段落の言い換え一文を自分の言葉でメモ
  3. 英文1文のSとVに下線を引く

この小さな習慣で、文章理解は安定して稼げる得点源になります

社会人の行政書士試験の勉強法はこちらの記事をご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次