「択一式はある程度できるけれど、記述式になると途端に手が止まる…」そんな悩みを抱える30代・40代の社会人受験生は多いのではないでしょうか。
実は、記述式は合否を大きく左右する科目です。2024年度試験でも、記述式の得点次第で合格率が大きく変わったというデータがあります。
問題は「知識があっても、答案にまとめる力がない」と点が取れないこと。
この記事では、合格者が実際に実践した記述力アップの練習法を、忙しい社会人でも取り入れられる形で徹底解説します。
目次
記述式の出題傾向と配点の重要性
出題傾向
- 民法・行政法から各1問ずつ(計3問)
- 条文知識+事例適用が必須
- 40字程度の短答形式
配点の重要性
- 記述式は1問20点×3=60点
- 全体の合否ボーダーで大きな影響を与える
試験区分 | 出題数 | 配点 | 特徴 |
---|---|---|---|
択一式 | 60問 | 240点 | 広く浅く知識問われる |
記述式 | 3問 | 60点 | 応用力・表現力が問われる |
👉 記述式対策を怠ると、択一で高得点を取っても不合格になる可能性あり。
記述力アップの基本戦略
ポイントは「正確さ」と「スピード」
- 知識を答案に変換する訓練が必要
- 時間内にまとめる力が合格の鍵
3つの基本原則
- 条文や判例の「キーワード」を必ず入れる
- 問題文をそのまま使わず、自分の言葉で書く
- 40字前後の長さに収める
合格者が実践した記述練習法
過去問40字要約トレーニング
- 過去問の解答例を「40字以内」に要約
- 条文番号やキーワードを残す
模範答案の丸写し練習
- 最初は書き写しでも効果あり
- 書きながら「言い回し」を体に覚えさせる
毎日1問「記述ノート」
- 過去問や問題集から1問をノートに解答
- 翌日、模範答案と比較して修正する
合格者が習慣化していたこと
- 平日:過去問1問を40字解答
- 週末:3問まとめて演習
- 1ヶ月で合計40問を回転
記述式で落ちる人の共通点と克服法
共通点
- 条文の文言が抜け落ちている
- 問題文の事例を写しているだけ
- 解答が冗長で40字を超える
克服法
弱点 | 克服法 |
---|---|
条文知識不足 | 条文素読+キーワード暗記 |
冗長な表現 | 1文=1メッセージでまとめる練習 |
時間不足 | 1問5分で答案を書くタイマー練習 |
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社会人でもできる効率的な勉強法
平日30分×週5で記述対策
- 朝か夜の30分を「記述ノート」に充てる
- 1週間で5問、1年で250問を練習できる
通勤・隙間時間の活用
- スマホで過去問アプリを使い、答案の「骨子」だけ考える
- 紙に書くのは夜にまとめて実践
時間がない社会人の工夫
- 通勤中に条文素読
- ランチ後に過去問の設問だけ確認
- 帰宅後に答案を40字で書く
記述式に強くなるための教材と講座
- 市販の「記述式専用問題集」を繰り返す
- 模試で記述式を必ず解く
- 添削付きの通信講座を活用
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まとめ:記述式は「書く力」を鍛えれば必ず伸びる
記述式は一見難しそうに見えますが、正しい練習法を続ければ誰でも得点源にできます。
特に30代・40代の社会人にとっては、効率よく学習する仕組み化が重要です。
- 過去問を40字で要約
- 模範答案を繰り返し写す
- 毎日1問の「記述ノート」
この3つを習慣化すれば、記述式が怖くなくなります。
今日から小さく始めて、合格に一歩近づきましょう!
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