商法の最短攻略法|捨てずに拾う!出るとこだけ学ぶテクニック(改訂版)

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39 商法の最短攻略法|捨てずに拾う!出るとこだけ学ぶテクニック

「商法は範囲が広すぎて、どこから手をつけていいかわからない…」
そんな悩みはよくあります。結論はシンプル。商法は“捨てる”のではなく“低コストで拾う”科目です。
出題は毎年2〜3問。ここを短時間で確実に1〜2問取れれば、総合点が安定します。


行政書士試験の勉強法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

目次

1) 方針:時間のかかる分野は切る/数字で取れるところだけ拾う

  • やる:会社法(株式会社) … “数字・期間・割合”でスピード得点
  • やる:商行為(代理商・営業譲渡 など条文で即答できる所)
  • 最小限:商人・商号 … 1問拾えたらラッキーの領域
  • やらない(今回切る):手形・小切手 … 出題が少なく、構造が複雑で時間対効果が悪い

“最短攻略”の肝は選ぶ勇気。深追いしても点が伸びにくい分野は切ります。


2) 出題傾向(過去10年の実感ベース)

  • 会社法(株式会社):毎年ほぼ確実。機関・決議・任期・招集の“数字”が鉄板。
  • 商行為:代理商・商人間の売買の基本は狙われやすい。
  • 商人・商号:頻度は低いが、条文ベースで拾える年がある。

3) ここだけ覚える!会社法“数字”早見表(試験で超効く)

数字は原則/例外で押さえると記憶に残ります。条文番号はいちど横目で確認する程度でOK。

  • 株主総会の招集通知
    • 公開会社:2週間前までに通知
    • 非公開会社:1週間前まで(定款で短縮可のパターンあり)
  • 取締役会の招集通知
    • 1週間前まで(定款で短縮可。全員同意なら手続省略可)
  • 株主総会の決議
    • 特別決議:出席株主の2/3以上の賛成(定款変更など重要案件)
  • 役員の任期(目安)
    • 取締役:原則2年(非公開会社は最長10年まで可/定款次第)
    • 監査役:原則4年(非公開は最長10年まで可/定款次第)

迷ったら「公開=厳しめ・長め(招集は2週間)」「非公開=緩め(1週間・定款で短縮あり)」で整理。


4) 商行為:条文で“即答”できる所だけ拾う

  • 代理商:誰のために/どこまで代理できるか(委任の範囲)
  • 商人の代理権:日常営業の範囲内なら相手方保護の発想
  • 営業譲渡:譲渡後の競業避止・債権債務の扱いの基本
    → ここは条文の言い回しがそのまま肢になることが多く、短時間で回収しやすい。

手形・小切手は切る:出題が少なく、網羅に時間がかかる割に点になりにくい。


5) 体験談(リアル)

体験談①:38歳・営業職(学習時間は平日60分)

「最初は手形で沼りました。思い切って切り、会社法の数字表を毎朝5分だけ見直し。
模試で商法が2/3正解に。**“公開2週/非公開1週”**のセット暗記が刺さりました。」

体験談②:42歳・総務(再挑戦)

商行為は代理商と営業譲渡だけに絞りました。
過去問の誤り肢を“言い直す”練習で、条文の言い回しが定着。結果、本試験の商法は満点でした。」


6) 最短で点にする学習テク(社会人向け)

  1. “数字だけ”カード化
    • 例:「株主総会招集:公開2週/非公開1週」「取締役会:1週」「特別決議:2/3」
    • 通勤10分で反復。“声に出して”唱えると定着が早い。
  2. 過去問は“誤り肢の言い直し”
    • 誤りを正しい条文の言い回しに直して1行メモ。
    • “語尾の違い”が見抜けるようになる。
  3. 条文は“要件→効果”のフローチャートに
    • (例)招集 → 通知期限 → 省略可否(要全員同意?)→ 効力
    • 見るだけで“筋”が追える図に。

7) 3週間スケジュール(会社法7:商行為2:商号1)

  • Week1(会社法)
    数字表を完成 → 過去問(決議/任期/招集)を2周
  • Week2(会社法+商行為)
    会社法:誤り肢の言い直し/ 商行為:代理商・営業譲渡だけ
  • Week3(総仕上げ)
    会社法:模試1回/ 商行為:条文チェック
    ※商号・総則は最後に10問だけざっと確認

8) 今日から使える“数字だけ”ミニチート

  • 公開会社の株主総会招集:2週間前|非公開:1週間前(定款で短縮可)
  • 取締役会招集:1週間前(定款短縮/全員同意なら手続省略可)
  • 特別決議:2/3以上の賛成(重要事項)
  • 取締役の任期:原則2年(非公開は最長10年まで可)
  • 監査役の任期:原則4年(非公開は最長10年まで可)

9) 関連記事


10) おすすめ通信講座|“数字で取る”勉強を最短化

アガルート行政書士講座(おすすめ)

  • 会社法の“数字・期間・割合”整理が秀逸
  • 質問対応+記述添削で弱点がその場で潰れる
  • スマホで数字カードを回せるから通勤でもOK

(参考)他講座の特徴

  • フォーサイト:フルカラーでビジュアル理解に強い
  • 資格スクエア:講義が分かりやすくAIサポートが充実
  • スタディング:スマホでスキマ学習が可能

11) まとめ|商法は“選んで拾う”が勝ち筋

  • 会社法の数字商行為の条文だけを高速で回す
  • 手形・小切手は切る。時間をかけるほど回収効率が落ちます。
  • 3週間で1〜2問を確定得点にして、総合点を底上げしましょう。
👉 今日やること(10分)
  1. 上のミニチートをスマホに保存
  2. 公開2週/非公開1週/取締役会1週/特別決議2/3を声に出して暗唱
  3. 過去問で会社法の“数字問”を3題だけ解く

この積み重ねが、合格に直結します。

社会人の行政書士試験の勉強法はこちらの記事をご覧ください。

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