スタディングとフォーサイトで迷っているなら、決め手は価格ではありません。「教育訓練給付金を使うか」と「3級を飛ばして2級から受けたいか」、この2つのどちらかに「はい」なら、答えはフォーサイトのバリューセット一択です。
どちらにも当てはまらない人は、支払額でほぼ差がつきません。フォーサイトのデジタルプランは3級3,900円+2級19,800円で合計23,700円、スタディングのFP3級・2級セットコースは31,900円。ここから先は、紙のテキストを開いて机で覚えるか、スマホ1台でスキマ時間に進めるかという相性の話になります。
(※2026年7月30日確認済み:価格・給付金の指定番号・AFP認定研修の対象可否は、この日に各公式サイトで確認した内容です。申込前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。)
結論:給付金かAFPを使うならフォーサイト、スマホ1台で3級から積み上げるならスタディング
選び方は、次の3つの質問に答えるだけで決まります。
- 質問1:会社員として雇用保険に1年以上入っていますか? → はいならフォーサイトのバリューセット。受講料の20%が戻ります。この2社で給付金が使えるのはこの2コースだけです。
- 質問2:3級を受けずに、いきなり2級を受検したいですか? → はいならフォーサイト。AFP認定研修の対象講座があるのはフォーサイトだけです。
- 質問3:どちらも「いいえ」ですか? → 勉強スタイルで選びます。スマホ完結と学習管理ならスタディング、紙のフルカラーテキストや質問の多さならフォーサイトです。
判断材料を1枚にまとめると、次のようになります。
| 判断軸 | スタディング | フォーサイト |
|---|---|---|
| 3級+2級の価格(税込) | 31,900円(セットコース) | 23,700円(デジタルプラン合計)〜65,800円(バリューセット2) |
| 教育訓練給付金 | ×(現在販売中のコースは対象外と公式に明記) | ○(バリューセット1・2のみ) |
| AFP認定研修(3級を飛ばせるか) | 公式に記載なし(要確認) | ○(バリューセット1・2、2級学科試験対策講座) |
| 教材 | すべてデジタル(WEBテキスト) | バリューセットは紙のフルカラーテキスト8冊/デジタルプランはデジタルのみ |
| 質問サポート | Q&Aチケット制(セット10枚・2級5枚) | 回数制(バリューセット1は10回・2は15回)/デジタルプランは無制限 |
| 合格実績の公表 | 合格率は非公表 | 2級学科90.32%・実技89.66%(受講生アンケート集計・対象年度の記載なし) |
| 対応する試験 | 2026年6月〜2027年5月試験対応版 | 2027年2月合格目標(受講期限2027年2月27日) |
※2026年7月30日、各公式サイトで確認。
料金を1対1で比べる(2026年7月30日時点・税込)
同じ「FP講座」でも、2社はコースの切り方が違います。3級だけ・2級だけ・3級から2級まで、の3パターンで並べます。
| 目的 | スタディング | フォーサイト |
|---|---|---|
| 3級だけ | FP3級合格コース 4,950円 | 3級試験対策講座(デジタルプラン) 3,900円 |
| 2級だけ | FP2級合格コース 29,700円 | 2級試験対策講座(デジタルプラン) 19,800円 2級学科試験対策講座 57,800円 2級実技試験対策講座 57,800円 |
| 3級から2級まで | FP3級・2級セットコース 31,900円 | デジタルプラン合計 23,700円 バリューセット1 62,800円(3級教材なし) バリューセット2 65,800円(3級教材あり) |
※2026年7月30日、各公式サイトで確認。フォーサイトのバリューセットにはDVDオプション付き(1は69,800円/2は72,800円)もあります。デジタルプランは送料無料、バリューセットは送料別です。
価格表だけを見ると、フォーサイトのデジタルプランは3級3,900円+2級19,800円の合計23,700円で、この2社では最安になります。スタディングのセットコースより8,200円安く、2級単体でも9,900円安い計算です。
ただし安い順に選ぶと、この記事のいちばん大事な話が抜け落ちます。デジタルプランは教育訓練給付金の対象外で、AFP認定研修についても公式に何も書かれていません。「20%戻る」「3級を飛ばせる」という2つの武器を捨てた価格が23,700円だ、と読み替えてください。
なお、スタディングは無料お試しに登録すると10%OFFクーポンが付き、セットコースなら約3,190円引きになります。2社を横断した価格順の一覧と割引の詳細は、価格に特化した記事にまとめてあります。
▶関連記事:FP通信講座を安く受ける方法(価格順の比較と給付金)
【決定的な差1】教育訓練給付金:使えるのはフォーサイトのバリューセットだけ
この2社で教育訓練給付金が使えるのは、フォーサイトのバリューセット1と2の2コースだけです。スタディングのFP講座は、現在販売中のコースがすべて対象外です。
根拠は、指定番号が載っている公式の一覧です。厚生労働大臣の指定を受けた講座には必ず番号が振られており、フォーサイトの給付金講座一覧には「2級FP技能士+AFP」として次の2つが掲載されています。
| コース | 指定番号 | 指定期間 | 戻る金額 |
|---|---|---|---|
| バリューセット1(62,800円) | 132123519100220 | 令和7年4月1日〜令和10年3月31日 | 12,560円 |
| バリューセット2(65,800円) | 132123515100322 | 令和6年4月1日〜令和9年3月31日 | 13,160円 |
バリューセット2なら13,160円が戻り、実質負担は52,640円になります。同じ内容を割引で実現しようとすると、なかなか出てこない金額です。
もらうための条件は3つあります。1つ目は、受講開始時に雇用保険の一般被保険者である期間が通算1年以上あること。2つ目は、申し込みのときに「利用を希望する」にチェックを入れ、受講期間内にeラーニング上で利用申請をすること。3つ目は、eラーニングの確認テストを全回80点以上得点することです。確認テストは何度でも挑戦できますし、公式サイトには「給付は受験の有無・合否に関係なく支給を受けられます」と書かれています。試験に落ちても給付金は受け取れます。
給付額には上限10万円があり、4,000円を超えない場合は支給されません。DVDオプション料金と送料は受講料の対象外です。また、過去に給付を受けている場合は前回の受給日から3年以上が必要です。自分が対象かどうかは、ハローワークで照会できます。
一方のスタディングは、公式の「教育訓練給付制度 対象コース一覧」でFP3級・2級の欄にこう明記しています。「【教育訓練給付制度(一般)対象講座】の販売は終了しました。※現在販売中のコースは、教育訓練給付制度対象コースではありません。」。給付制度の案内ページには2023年に指定された旧コースの記録が残っていますが、同じページに「対象商品はFP3級・2級セットコース[2024年1・5・9月試験版]のみ」「【更新版】各コースは対象講座ではございません」と書かれています。今から買うコースでは使えない、と読むのが正確です。
【決定的な差2】AFP認定研修:3級を飛ばしたい人はコース選びを間違えられない
AFP認定研修を修了すれば、3級に合格していなくても2級FP技能検定を受検できます。日本FP協会が定める2級の受検資格は「3級合格者」「FP業務の実務経験2年以上」「AFP認定研修の修了者」のいずれかで、フォーサイトの公式サイトにも同じ3条件が掲載されています。
問題は、フォーサイトの中でも対象になるコースとならないコースが分かれていることです。公式サイトのラベルをHTMLの構造で確認したところ、次のようになっていました。
| フォーサイトのコース | 価格(税込) | AFP認定研修 |
|---|---|---|
| バリューセット1 | 62,800円 | 対象 |
| バリューセット2 | 65,800円 | 対象 |
| 2級学科試験対策講座 | 57,800円 | 対象 |
| 2級実技試験対策講座 | 57,800円 | 対象外(公式に明記) |
| 2級試験対策講座(デジタルプラン) | 19,800円 | 公式に記載なし(要確認) |
見落とすと痛いのが4行目です。2級実技試験対策講座のページには、「本講座はAFP認定研修の対象講座ではありません。2級FP技能検定の受検資格が得られないことを、予めご注意ください」と公式に書かれています。価格が同じ57,800円なので、学科と実技を取り違えると受検すらできません。
バリューセット1は「AFP認定研修の修了をもって2級FP技能検定の受検資格とする方向けの講座です」と公式が説明しています。ただしセット内容の表ではFP3級教材が「含まれない」扱いになっており、3級の中身も一通り触れておきたいならバリューセット2(65,800円)を選ぶことになります。差額は3,000円です。
スタディングはどうか。FP講座トップ・価格ページ・給付金の案内ページ・対象コース一覧の4ページを調べましたが、スタディングの公式サイトにはAFP認定研修という言葉が1か所も出てきません。だからといって「対象外」と断言はできません(公式に書かれていないだけかもしれません)。ただ、3級を飛ばす前提で申し込むなら、書かれていない側を選ぶ理由はありません。
3級から順番に取るつもりなら、AFP認定研修は関係ありません。3級に合格すれば、それが2級の受検資格になるからです。AFPが効いてくるのは「3級を飛ばして2級から受けたい人」だけ、と覚えてください。
教材とサポートの違い、そして両社の弱点
紙かデジタルか
いちばん体感が変わるのはここです。フォーサイトのバリューセットは、フルカラーのテキスト8冊と学科試験問題集1冊、実技用の計算問題集1冊と問題集4冊が手元に届きます。付箋を貼って書き込みたい人向けです。デジタルプランを選ぶと同じ講座がすべてデジタルになり、値段は下がりますが紙は届きません。
スタディングは全部デジタルです。WEBテキスト・スマート問題集・要点まとめシートがスマホの中で完結し、赤シートも問題集も持ち歩きません。子どもを寝かしつけたあとの15分や、通勤電車の20分をそのまま学習時間にできるのが強みです。
講義の長さと学習管理
フォーサイトは教材ごとのページ数と講義時間を公開しています。2級学科なら「金融資産運用 96ページ・110分」「ライフプランニングと資金計画 128ページ・152分」といった具合で、総量が事前に読めます(※FP2級 2026年度試験対策の教材実績)。月1〜2回のライブ配信授業「eライブスタディ」もあります。
スタディングは総講義時間を公式に明記していません(※要確認)。その代わり、受検日を決めるとやるべきことを日割りにする「AI学習プラン ウィズ」、間違えた問題を最適なタイミングで出し直す「AI問題復習」、実力を点数で見せる「AI実力スコア」が全コースに標準搭載されています。何をやるか自分で決めるのが苦手な人には、この差が効きます。
質問できる回数
フォーサイトは回数制です。バリューセット1が10回、バリューセット2が15回、2級学科・実技の単科が各5回。意外なことに、いちばん安いデジタルプランだけが無料質問無制限になっています。スタディングはQ&Aチケット制で、3級・2級セットコースに10枚、2級合格コースに5枚が標準付属。3級合格コース(4,950円)にはチケットが付かず、追加購入になります。
合格実績の見せ方
フォーサイトは2級学科90.32%(全国平均47.18%の1.91倍)、実技89.66%(全国平均56.47%の1.59倍)を公表しています。ただし公式サイトには「弊社集計の受講生アンケートに基づくデータです」と注記があり、どの年度の数字かは書かれていません。スタディングは合格率を公表しておらず、合格者の声の掲載にとどまります。数字で比べたい人にはフォーサイト、と言えますが、その数字の性質は知っておいてください。
合格したときの特典
フォーサイトは、合格してアンケートと合格体験記を期限内に提出するとAmazonギフトコードを最大2,000円分もらえます(デジタルプランは対象外)。バリューセット申込者にはオリジナル合格グッズも付きます。スタディングは、FP2級合格で3,000円分、3級合格で500円分のデジタルギフトです。条件は、2027年5月末日までに合格し、2027年6月末日までにアンケートと合格体験談を書くこと。金額はスタディングのほうが大きめです。
フォーサイトの弱点
現行講座は2027年2月合格目標で、受講期限は2027年2月27日までです。フォーサイトはこの点で不利です。また、給付金もAFPも使わない人にとっては、バリューセット62,800円という価格が単純に高くつきます。全額返金保証制度はFP講座では対象外、質問は回数制、公表している合格率は受講生アンケートの集計で対象年度の記載がありません。
スタディングの弱点
最大の弱点は、この記事の柱2つがどちらも使えない(または不明である)ことです。教育訓練給付金は現在販売中のコースが対象外と公式に明記され、AFP認定研修については公式に記載がありません。加えて紙の教材はなく、3級合格コース単体にはQ&Aチケットが付きません。合格率も非公表です。価格の安さで選ぶ相手としても、フォーサイトのデジタルプランのほうが安いという事実があります。
タイプ別:あなたはどっち?
1. 会社員で、受講料の20%を取り戻したい人 → フォーサイト
雇用保険に1年以上入っているなら、迷う理由がありません。バリューセット2(65,800円)なら13,160円が戻って実質52,640円、3級教材も紙のフルカラーテキストも付き、AFP認定研修の対象でもあります。2級だけで十分ならバリューセット1(62,800円)で12,560円が戻ります。
2. 3級を飛ばして、いきなり2級を受検したい人 → フォーサイト
AFP認定研修の対象講座を持っているのはフォーサイトだけです。バリューセット1(62,800円)が基本線で、3級の内容も押さえたいならバリューセット2(65,800円)。ここで2級実技試験対策講座(57,800円)を選ぶと受検資格が得られませんので、コース名だけは必ず確認してください。
3. 3級から順に、スマホ1台で進めたい人 → スタディング
平日にまとまった机の時間が取れないなら、こちらです。FP3級・2級セットコース(31,900円)は3級と2級が1本の学習フローでつながり、Q&Aチケットが10枚付きます。受検日を入れればAIがスケジュールを引き、間違えた問題も自動で出し直してくれます。無料お試しに登録すると10%OFFクーポンが付き、2級合格で3,000円分・3級合格で500円分のデジタルギフトも狙えます。
4. 教材は最小限でいい、その代わり質問はたくさんしたい人 → フォーサイト(デジタルプラン)
紙もセットもいらないという人には、3級試験対策講座3,900円+2級試験対策講座19,800円(合計23,700円)という選択肢があります。この2社で最安のうえ、無料質問が無制限です。ただし給付金も合格特典も対象外で、AFP認定研修についての記載もありません。3級から順に受けるつもりの人だけが選べる道です。
まとめとよくある質問
迷ったときの決め方を、もう一度置いておきます。
- 雇用保険に1年以上加入している → フォーサイト バリューセット2(65,800円/13,160円支給)
- 3級を飛ばして2級から受けたい → フォーサイト バリューセット1(62,800円)
- 3級から順に、スマホで続けたい → スタディング FP3級・2級セットコース(31,900円)
- 支払額をいちばん抑えたい → フォーサイト デジタルプラン(合計23,700円)
それでも決めきれないなら、給付金の対象かどうかをハローワークで先に確認してください。対象ならフォーサイト、対象外ならスタディングの無料お試しを2〜3日使って、続けられそうかを確かめる。この順番がいちばん失敗しません。
よくある質問
Q. 3級に合格していなくても、2級を受けられますか?
受けられます。日本FP協会の受検資格には「AFP認定研修の修了者」が含まれているためです。この2社では、フォーサイトのバリューセット1・2と2級学科試験対策講座がAFP認定研修の対象講座です。2級実技試験対策講座は公式に「受検資格が得られない」と明記されているので選ばないでください。スタディングは公式に記載がないため、この目的で申し込むなら事前に問い合わせが必要です。
Q. スタディングでは教育訓練給付金は使えないのですか?
現在販売中のコースは使えません。公式の対象コース一覧に「現在販売中のコースは、教育訓練給付制度対象コースではありません」と明記されています。2023年に指定された旧コースの記録は残っていますが、対象は「FP3級・2級セットコース[2024年1・5・9月試験版]」のみで、更新版は対象外と公式が書いています。
Q. 給付金は試験に落ちても戻ってきますか?
戻ってきます。フォーサイトの公式サイトに「給付は受験の有無・合否に関係なく支給を受けられます」と明記されています。必要なのは、受講期間内にeラーニングの確認テストを全回80点以上取ることです。テストは何度でも挑戦できます。
Q. 申し込む前に中身を見られますか?
どちらも無料で確認できます。スタディングは無料お試し登録で3級・2級の動画講義と問題演習を体験でき、10%OFFクーポンも付きます。フォーサイトは無料資料請求でサンプル教材が届きます。両方申し込んで、テキストの見た目と講義の話し方が自分に合うほうを選ぶのが確実です。
3社目以降も含めて順位づけで選びたい人は、FP通信講座の比較ランキングをどうぞ。価格・実績・サポートを一覧できます。

※本記事は、2026年7月30日時点で各講座の公式サイトを確認してまとめた内容です。価格・給付金の指定状況・AFP認定研修の対象可否・キャンペーンは変わることがあるため、申込前に各公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。実際の効果や成果には個人差があります。
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